寺田健人 Kento TERADA
1991年、沖縄県生まれ。2017年沖縄県立芸術大学芸術学専攻卒業後、2019年、東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。2021年、横浜国立大学大学院都市イノベーション学府後期博士課程(Y-GSC)入学。
現在、東京藝術大学先端芸術表現科教育研究助手、京都芸術大学通信学部写真コース実務担当非常勤講師。
社会が作り出した「性」や「生まれ」に関する諸規範によって人々の行動・思考が決定されていく生政治に関心を持ち、ラディカル・フェミニズムが生み出した「個人的なことは政治的なこと」の実践として、主にパフォーマンスと写真を軸にして制作を行なっている。
2014年に第1回WORKSHOP フォトネシア写真学校ポートフォリオレビューにて審査員賞(森栄喜選)。
■ kento terada Official Website
■ 「人間臭さを勝ち取るための実践」2021.4.29(thu)-5.10(mon) @Alt_Medium(東京 高田馬場)
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【作家による作品解説】
私は普段、家族のあり方について考えています。「多様な家族のかたちがある」と言われていながら、いまだに父親、母親、子どもがいる家庭が「普通」、「規範的」とされています。
本シリーズ〈Living with my imaginary wife and daughter〉では、父親を演じ、想像上の見えない妻と娘と暮らす様子をステージドフォトの手法を用いて撮影しています。誰もいない空間に入るのは誰なのか、父親らしさとはなんなのか。家族の中にあふれている役割や〇〇らしさについて写真と映像を通して思考しています。
沖縄県立博物館・美術館
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