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1948年、米軍統治下の沖縄に精神科の軍医として赴任したスタンレー・スタインバーグは、同僚らとともに出かけたドライブで、偶然ニシムイ美術村をみつけました。
ニシムイ美術村は沖縄の画家たちが集う共同体で、スタインバーグたちは、そこで出会った画家たちと意気投合しました。
その後、ニシムイに足しげく通うようになった彼らは、絵を買い求めるだけでなく、画家たちから絵を習い、肖像画を依頼したり、モデルになるなど、その交流は、任務をとかれ、沖縄を離れるまでの2年間続きました。
アメリカに渡ったニシムイの画家たちの作品は、美術村で過ごした日々の記憶とともに大切に保管されていました。
半世紀の時を経て、2009年に当館で開催した企画展で、玉那覇正吉、安次嶺金正、安谷屋正義による風景画や肖像画、自画像などの作品が里帰りを果たし、大きな注目を集めました。