5-07《吉屋チルー物語》 金城 哲夫 (1:36)
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金城哲夫《吉屋チルー物語》は、1962年の16mmフィルムです。
のちに『ウルトラマン』の脚本家として知られる金城は、沖縄の古典文学を現代の映像表現へつなぎ、
「語り」をよみがえらせようとしました。
琉球王国時代に生まれたこの恋物語には、身分違いの恋、別れ、再会とともに、沖縄の言葉や風習が込められています。
映像は自然、風、光、人々の所作を丁寧に捉えます。
語りのリズムに合わせたゆっくりとした動きには、組踊や芝居など、伝統芸能の身体性が取り込まれています。
金城は物語を単に再現するのではなく、「語り継がれる身体の記憶」として映像化しました。
上原美智子の織が糸の張りと時間を可視化するように、
この映像は、物語のリズム、ウチナー口の声、身体の動きを通して、文化の継承を伝えます。
古典文学と現代美術をつなぐ本作から、静かな時間と、身体を通して語られる文化の豊かさを感じ取ってみてください。