1. 館長あいさつ

館長あいさつ

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年は、当館が開館して10周年の節目の年でした。11月1日の開館記念日に博物館では特別展「海の沖縄」(会期~2018年1月14日)を開催し、美術館では記念展として「彷徨の海」「邂逅の海」(ともに会期~2018年2月4日)を開催しました。

「海」を統一テーマに、博物館では、豊穣や畏怖、造形などをキーワードとした展覧会を、美術館では、沖縄から日本、台湾へと広がる旅する画家の世界と多様な感性の発現のコラボを意図した展覧会でした。関連催事では、美術館主催の映画の上映が特筆されます。昭和9年に制作された「執念の毒蛇」は、経年劣化したフィルムをデジタル処理して、弁士を配し、生の音曲をもってして上映されました。ハワイ移民や舞台となった戦前の辻遊郭のことなど多くの関心を呼びました。

さて本年は、博物館では火焔型土器など多様な造形が興味深い「JOMON展」(11月)や王国時代以来の各時代の名器をそろえた「沖縄が誇る家宝の三線展」(2019年2月)を開催します。美術館では、2017年に逝去した日本、沖縄を代表する版画家「儀間比呂志の世界」展(7月)、沖縄の美術シリーズ7として「宮城健盛展」(9月)、沖縄の世相や人々の日常を厳しく、暖かく活写した「伊志嶺隆と平敷兼七」展(2019年1月)を開催します。人々の知的好奇心、感性に応える展覧会にしたいと考えています。

県民に愛され、親しまれる博物館・美術館として、沖縄の来し方を確認し、行く末を考える多くの素材を提供しうる博物館・美術館を目指して、精進していく所存です。これからもスタッフ一同、指定管理者の「沖縄美ら島財団」、友の会、HAPP、ボランティアのみなさんとも手を携えて館の充実、発展に取り組んで参りますので、多くの方々のご支援、ご協力をお願い申しあげます。

 

平成30年元日
沖縄県立博物館・美術館
館長 田名 真之

TOP