006 《斜影》與那覇 朝大(1’10”)

ナレーター:伊藤美波(沖縄県立那覇国際高等学校放送部)

 

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薄暗い中、強い光が当てられ石垣が照らし出されています。光と影のコントラストにより、石垣一つ一つの形や凹凸がくっきりと表れています。

画面中央には、奥へと続く車輪の跡が幾筋も描かれ、その更に遠くには建物のようなものが見えます。
人々はこの石垣がある場所を捨て、移動していったのでしょうか。人気が無く、わびしい風景です。

沖縄は、日本へ復帰して以降、社会や生活の基盤が急速に整備されていきました。一方で、沖縄の伝統的な文化や慣習が顧みられないような風潮がありました。

與那覇は、城壁を思わせるような石垣に沖縄を重ね、忘れ去られている状況を表現したのかもしれません。

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