3-18《狷介孤高について考える時もある》 与久田 健一 (1:23)

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与久田健一《狷介孤高について考える時もある》は、1983年のアクリル作品です。
1980年代以降の沖縄美術が向かった、「自分は誰か」という問いを象徴しています。
「狷介孤高」とは、他人に迎合せず、孤独を恐れず、自らの信念に従って生きる姿勢です。
しかし与久田は、その強さを賛美するのではなく、「時もある」と語ります。
孤高は変わらない状態ではなく、揺れ動く心の一面なのです。
復帰後の沖縄では、アイデンティティの揺らぎとともに、個人の内面が美術の主題となりました。
与久田は「自分は誰か」「どこに立つのか」という問いを、空想と具象の境界で表現しています。
「複数の沖縄」「複数の声」を前提とする現代沖縄美術において、沖縄を語る前に、自分自身をどう語るのか。
画面の奥にひそむ静かな問いかけに、耳を澄ませてみてください。