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美術館コレクション展「沖縄美術の流れ―resonant 時代を超えて響き合う表現の系譜」(2026.9.19~2027.3.28)音声ガイド1-01

1-01 《群雀啄花》 山口瑞雨 (2:03)

     
ヘッドフォンマークをクリックしてお聴きいただけます。
 
美術館コレクション展「沖縄美術の流れ―resonant 時代を超えて響き合う表現の系譜」より、15点をご紹介します。
近代化、戦後の再生、米軍統治、本土復帰、現代のアイデンティティの探究へ。
作家たちが社会の変化をどう表現したかをたどります。
絵画、写真、織、映像を通して、沖縄美術の広がりをお楽しみください。
 
山口(やまぐち)瑞(ずい)雨(う)《群雀啄花》は、1898年、日本美術協会の秋季展に出品された花鳥画です。
伝統的な竹と雀に南国の花を組み合わせ、沖縄の自然を日本画の表現へ結びつけています。
 
雀は一羽ごとに姿勢や羽毛の濃淡が描き分けられ、確かな観察力がうかがえます。
ハイビスカスを思わせる花は、重ねた彩色と柔らかなぼかしによって立体感を帯び、南国の湿った空気まで感じさせます。
 
瑞雨は1896年頃に沖縄県師範学校へ赴任し、約15年間、図画教育に携わりました。
1908年には丹青協会の初代会長となり、展覧会や批評会を主導しました。
学校教育と画壇の組織づくりを支えた瑞雨の活動は、近代沖縄美術の始まりと重なります。
伝統と地域の自然が交差するこの一幅から、その出発点を感じ取ってみてください。
 
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