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戦後の沖縄で大きな転換点となったのが、1972年5月15日の「本土復帰」です。
この日、沖縄は27年間のアメリカ統治から日本へ「復帰」しました。
この年を境に、沖縄の風景は一変します。開発ラッシュによって道路が整備・拡張され、観光ホテルが建ち並ぶなど、リゾート化が一気に進みました。
その一方で、復帰後も広大な米軍基地はあり続けるなど、復帰前から変化のない状況もありました。
基地問題や土地開発、環境破壊、経済・産業の行き詰まりは深刻化し、「復帰」の矛盾は拡大していきました。
そのような社会状況は、美術家たちの表現活動にも多くの影響を与えました。