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戦後、沖縄は27年間にわたりアメリカの統治下に置かれました。
1946年4月に行政機構である沖縄民政府文化部が発足すると、戦禍を生きのびた美術家たちが「技官」として採用されました。
そこで彼らは、注文に応じて風景画や肖像画を描いたり、クリスマスカードを制作するなどしました。
1948年、民政府の機構改革によって、技官の職を解かれた美術家たちは、美術村を作りたいと民政府やアメリカ軍政府に要請しました。
そして現在の那覇市首里にある、ニシムイと呼ばれる小高い丘に、アトリエ付き住宅を建設し移り住みました。
ニシムイに建ち並ぶ彼らのアトリエには、絵を買い求めるアメリカ兵が訪れるようになりました。