1. 【国際博物館の日2021】令和2年度 特別展「岩石」~石ころから見える地球のダイナミズム~ コロナ禍における開催

【国際博物館の日2021】令和2年度 特別展「岩石」~石ころから見える地球のダイナミズム~ コロナ禍における開催

最終更新日:2021.05.13

はじめに
 令和2年はCOVID-19によるパンデミックによって、博物館活動も制限され、2度休館し展示等の中止を余儀なくされました。特別展「岩石」の開会も危ぶまれましたが、第2波が収束し会期通りに開催できました。開催にあたっては、コロナ禍により本当に開催していいものかと心から悩みましたが、十分な安全対策を行ったうえで開催することとしました。

展示会の告知と発信、広報
 開会直前まで休館していたため開会直後の来館者の出足は鈍かったが、YouTube等で発信した解説動画が広報に大きな力を発揮し、会期中盤から多くのお客様に観覧していただきました。
コロナ禍における課題 展示室内外において感染拡大防止策をどうするかは重要な課題でした。開会後は社会活動が制限される中、来場者をいかに集めるかという問題と、展示室内の3密(密閉、密集、密接)をいかに回避するかという問題は相反する課題であることを、展示解説会等、お客様が集中する時間帯において痛感しました。

新しい展示の取り組み
 展示の目玉の一つは、多数の大型岩石のハンズオン展示でした。そのうちの数点は、プロジェクション・マッピングによって石が自己紹介をする展示(しゃべる 石)です。また触ることのできる島々の立体地形模型も製作しました。しかし、これらは感染予防のため触っていただくことができず非常に残念でした。それに代わって、大きな展示効果を発揮したのが島々の空撮や地史等の映像コンテンツでした。


岩石展フライヤー


大型岩石標本としゃべる石の展示


伊平屋島ヤヘー岩の空撮映像

地学担当 主任学芸員 宇佐美 賢

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