日食観察会

最終更新日:2009.07.30

2009年7月22日、日本の陸地では46年ぶりという皆既日食が観測されました。 沖縄県では、1987年(海邦国体)以来、22年ぶりの日食観測となります。沖縄県立博物館・美術館においても、日食の観察会を行いました。日食とは、下の図のように、太陽と地球の間に月が位置し、太陽のすべてもしくは一部を覆い隠す現象をいいます。図中●の部分では皆既日食(太陽全部が隠れる)になり、その外側の○の部分では部分日食(太陽が部分的に欠ける)となります。その他の地域では日食は見られません。皆既日食では、太陽大気のコロナや、星なども観察することができますが、部分日食の場合は、太陽光が明るすぎて、そこまで観察することはできません。場合によっては金星を観察することができます。


博物館でも日食グラスを使用した観測や、鏡に反射させた太陽の形、小さな穴を通過させた太陽の形を観察しました。また、セミの鳴き声がやんだり、太陽光が弱まり、涼しくなったことなどを体験することができました。ビデオ撮影しながらモニターに表示し、多くの参加者に日食を観察してもらいました。その時の写真も公開します。 

次回、日本で見られる日食は、2012年5月21日の金環日食です。皆既日食は2035年9月2日に北陸地方を中心に観測されます。

(写真:沖縄県立博物館・美術館より)

(写真:沖縄県立博物館・美術館より)


(日食観察会の様子)

(日食観察会の様子)


主任学芸員 仲里 健

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