文化財を守り継ぐためには、適切な保存とともに、専門の技術者による修理を行う必要があります。
また、今形ある文化財を守り継ぐだけではなく、それを作るための技術「手わざ」も同時に継承する必要があります。
本展では、資料を守り継いでいくための「修理」と、技術を伝えていく「復元」に焦点をあて、沖縄県が行っている修理・復元事業について紹介します。
修理と復元でよみがえる! ―琉球の美を未来へ伝えるために―
展示期間 |
令和3年2月9日(火)~令和3年5月30日(日) |
会場 |
博物館常設展 美術工芸部門展示室
※当日有効の博物館常設展観覧チケットが必要です。 |
主な展示品
書跡
- 宜湾朝保・八田知紀・高崎正風「和歌五首」
- 西園寺公望書「陶庵贈鷺泉宛漢詩」
- 中山楽童子翁維恒書「五言対句」
絵画
- 孫億筆「松鶴図」
- 毛長禧筆「花鳥図」
- 「楽童子白馬騎乗之図」
- 「古琉球風俗田舎娘之図」
漆器
- 黒漆朱巴紋漆絵小櫃(伊是名村指定有形文化財・伊是名村教育委員会からの寄託品)
- 黒漆虫竹螺鈿漆絵盆(那覇市歴史博物館からの寄託品)
彫刻
三線
- 志多伯開鐘(沖縄県指定有形文化財)
- 志多伯開鐘(模造復元品)
陶芸
- 緑釉抱瓶
- 赤絵雲龍文急須
- 線彫雲龍文呉須手焙
- 焼締徳利
- 緑釉四方燭台(模造復元・試作品)
- 緑釉四方燭台(模造復元・完成品)
染織
- 木綿白地貝飛鳥模様衣裳(城間榮喜作 古作品の模造)
- 絹浅葱地花倉織衣裳(宮平初子作 日本民藝館所蔵品の模造復元)
- 木綿白地飛鳥に流水蛇籠葵菖蒲模様衣裳(藤村玲子作 模造復元)
- 紅型の型紙(表用・裏用)
- 御絵図
- ムルドゥッチリ袷衣裳(御絵図を参考にした模様復元)
金工
- 聞得大君雲龍黄金簪(県指定有形文化財)
- 聞得大君雲龍黄金簪(レプリカ)
- 聞得大君雲龍黄金簪(模造復元品)
その他