近世の琉球王国は、自らの立ち位置を確認するため、史書編纂を行っていく。
そこで編纂されたのが、『中山世鑑』・蔡鐸本『中山世譜』・蔡温本『中山世譜』、そして『球陽』であった。
『球陽』は他の正史とは違い、琉球王国内に関わる多彩な記事を収録している。
そのため、琉球王国時代から近代にいたっても、多くの写本が作成されていた。
その中で当館所蔵の『球陽』は、数少ない琉球王国時代に作成された写本である。
今回の展示は、『球陽』の特徴を紹介しながら、2種類の『球陽』を紹介するものである。
その他、歴史部門展示室では「那覇港-往来する人とモノ」と「返還された沖縄の文化財」の展示も実施いたします。
沖縄県立博物館・美術館
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