歴史部門展示

「那覇港-往来する人とモノ」「返還された沖縄の文化財」

  1. 2024/3/15(金)~6/30(日)

    博物館常設展示室内にある歴史部門展示室では、琉球王国の国内外の玄関口として機能し、様々なモノが行き交った17 ~ 19 世紀の那覇港の展示と、NPO法人琉米歴史研究会の活動でアメリカから返還され、2021 年に当館に収蔵された文化財の展示を開催しています。ぜひご覧ください。

 
歴史部門のチラシ

「那覇港-往来する人とモノ」

那覇港は沖縄を代表する港のひとつです。
かつて首里を中心に約500年間続いた琉球王国は、中国の冊封体制を背景に、アジア各国との交易を活発に展開しました。大型船の立ち寄れる那覇港がその交易活動を支えていました。港は様々な人やモノが行き交うため、王府によって港湾機能も整備・拡充されました。海上交通の要衝である那覇港は、琉球王国の歴史を語る重要なカギのひとつです。
ここでは、17~19世紀にかけての那覇港を中心に紹介いたします。

「返還された沖縄の文化財」

住民を巻き込んで繰り広げられた沖縄戦では、尊い人命や人々の生活等とともに、琉球王国時代から近代にかけてつくられた様々な文化財も失われました。中には戦利品としてアメリカに持ち去られ、戦後沖縄に返還された文化財もありますが、琉球国王の冠や衣装等、所在がわかっていない文化財も数多くあります。
1986年に活動を開始したNPO法人琉米歴史研究会は、喜舎場静夫理事長を中心に、琉球・沖縄関連の文化財の返還に取り組んでいます。
ここでは、同会の活動によって沖縄に返還され、2021年に当館へ収蔵された資料を紹介いたします。

 

・展示資料

「那覇港-往来する人とモノ」

おもろさうし(第13)、間切図(町方、島尻西)、琉球三省並三十六島図、
壺屋焼徳利、ヤコウガイ、薬種類、沖縄志、琉球風俗図絵、鳩目銭 等

「返還された沖縄の文化財」

木像「大黒様」、釣鐘(米国フロリダ州より返還)


 
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