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【フィールドワーク】多良間島の総合調査(人類分野)-その2-

最終更新日:2026.03.12

※2019年度から実施している多良間島の総合調査(人類分野)レポートの続きです。
【フィールドワーク】多良間島の総合調査(人類分野)-その1- もあわせてご覧ください。
 

③カーバルガー

カーバルガーは、島の北東部の林の中に位置する洞窟で、貴重な水源として利用されてきました。今回、状況確認のための詳しい踏査・記録と試掘調査を行いました。

カーバルガーの洞口
灌木の林の中に開口するカーバルガーの洞口。
横幅は5mほどでしょうか。

内部は比較的大きなホールになっていました
内部は比較的大きなホールになっていました

ウシの骨や陶器片(左)、シャコガイ(右)などが落ちています。
ウシの骨や陶器片(左)、シャコガイ(右)などが落ちています。

小さなかけらですが、15~16世紀頃の青磁もみつかりました。
小さなかけらですが、15~16世紀頃の青磁もみつかりました。

洞奥部には、現在でも水たまりが見られました。
洞奥部には、現在でも水たまりが見られました。

試掘調査のようす
試掘調査のようす
砂混じりの土が堆積しているようです。
津波の影響でしょうか・・・?

スイジガイと石敢當
集落内の角でみかけた魔除けのスイジガイと石敢當(いしがんとう)
 

④ ンニマガー

ンニマガーは、集落北側の林の中に位置する石灰岩洞窟です。この場所も、かつては貴重な水源として利用されていました。今回、やや詳しく踏査・記録を行うことができました。

ンニマガーの洞口
ンニマガーの洞口
土砂が流入して埋まっていますが、
横幅は5mほどでしょうか。

這いつくばって入洞します
這いつくばって入洞します。
落ち葉が大量に流れ込んでいますね。

狭い穴の中を進みます。気をつけて!
狭い穴の中を進みます。気をつけて!


骨発見!
おっと!こんなところに骨が落ちていました!
ヒトの大腿骨のようです。骨を見つけてうれしそうなY隊員。

ニシキウズ
近くには巻貝(ニシキウズ)も落ちていました(矢印)。
注意深く観察しないと気づきませんね。

洞奥部はフィッシャー(割れ目)のような形状になっています
洞奥部はフィッシャー(割れ目)のような形状になっています。
所々に海砂やサンゴのかけらなどが見られました。

ンニマガー採集品
ンニマガー採集の人骨(左)、貝類(右上)、土器・陶器類(右下)。
土器や陶器には、中世~近世のものが見られるようです。

多良間島の星空
多良間島の夜は、美しい星空が見られます。
写真中央はオリオン座。

多良間島の夜の海辺
夜の海辺を散策してみます。

海辺のいきものたち
夜の海辺で出会った生き物たち。
左:眠っている?魚、右上:お散歩中のネジマガキ
右下:斑紋の鮮やかなアンボンクロザメ

 

【フィールドワーク】多良間島の総合調査(人類分野)-その3-に続く


 

主任学芸員 山崎真治

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