新年あけましておめでとうございます!
2026年の今年は午年!ということで、今回は馬(ウマ)にまつわる博物館のコレクションをご紹介します。
与那国島の与那国馬(2013年3月撮影)
小柄の在来馬で、体高は1.1mほどです。400年以上にわたって、与那国島で人とともにくらしてきた大切な相棒です。かわいらしいですね。
沖縄のサンゴ礁に生息する巻貝の仲間サラサバテイ(更紗馬蹄)
円錐形の大型巻貝で、殻径10cmを超えるものも普通に見られます。外層は石灰質で赤色の斑紋が鮮やかで、更紗のようであること、形状が馬の蹄に似ていることから、江戸時代にサラサバテイ(更紗馬蹄)と名付けられたようです。

博物館の常設展導入部分のサンゴ礁ジオラマでサラサバテイを探してみましょう・・・

いました!すこしわかりづらいですが、赤色の斑紋がみえますね。

貝塚時代の人々も、サラサバテイをさまざまな形で利用していました。
(博物館常設展・総合展示の古我地原貝塚出土品と食べ物の復元模型)

貝塚から出土する貝は、風化(白色化)して斑紋がわかりづらいですね。
サラサバテイの体層を環状にくりぬいた組み合わせ式の腕輪
2個のパーツをつなぎあわせて、リング状にしていたようです。内面の真珠層がきれいですね。
(読谷村渡具知採集品)

現在開催中の
企画展「いのちのカタチ展―好奇心の標本箱―」(会期:2025年12月23日(火) ~ 2026年2月23日(月))の会場にも、馬にまつわるコレクションが・・・
現在、絶滅が危惧されているジュゴンの剥製と骨格標本
昨年は、久米島近海で生きたジュゴンの映像が撮影されたことで話題となりました。
琉球王国時代の文献には「海馬(かいば)」という名称で登場します。
冊封使(さくほうし)として琉球を訪れた、徐葆光(じょほこう)によって著された『中山伝信録』には、「首は馬のようで、体は魚のようだが鱗はなく、肉は豚のようである。大そう得がたいもので、つかまえるとまず国王に捧げる」と記されています。中国からの使者(冊封使)をもてなす「御冠船料理(うかんしんりょうり)」の献立にも「海馬」が記されていて、ジュゴンが珍重される貢物かつ、食べもの(珍味)でもあったことがわかります。
馬は行動力や発展・成功を意味するといわれます。
2026年の今年、「何事もウマく」いきますように!
主任学芸員 山崎真治