マメンキサウルス

最終更新日:2008.08.16

マメンキサウルス(亜成体)

マメンキサウルス

Mamenchisaurus sp
学名の意味:馬門渓(マメンシ/中国の地名)のトカゲ
竜盤類 竜脚類 マメンキサウルス科

今回展示しているのは、中国・四川省から見つかった体長10mの亜成体(子ども)の骨格です。 
植物食で、成体の推定体重は20t程度、体長は20~30mで、体長の半分もしくはそれ以上の割合で、他の竜脚類の頸椎(首の骨)が15個以内であるのに対し19個と数も多く、極端に長い首を持つ後期ジュラ紀(約1億5000万年前)に出現したアジア最大の竜脚類です。 
その長い首を支えるため、それぞれの頸椎から伸びた頸肋骨(頸椎を支えるための骨)が非常に長く、その構造を例えると、まるで「南京玉すだれ」のようにしっかり支えられていました。そのため首は、左右には動きますが上下にはあまり動かせなかったようです。頭骨はカマラサウルスに少し似た丸形で、歯はスプーン型をしています。

所蔵:群馬県立自然史博物館

主任学芸員  知念 幸子

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