砂漠のバラ

最終更新日:2008.07.23

砂漠のバラ(重晶石)

砂漠のバラ(重晶石)

砂漠のオアシスが干上がるときに、溶け込んでいた石膏などが結晶となり、花のようになったものを「砂漠のバラ」と呼んでいます。
この標本は硫酸バリウムの結晶で、本来は「重晶石」といいます。ここまで大型の結晶に成長したものはあまりありません。

ちなみに、この重晶石を細かく砕いて粉末にし、粘着材と混ぜたものが胃レントゲン検査の時に飲むバリウム液です。

主任学芸員  知念 幸子

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