1. 科学の眼で見る美ら海の生き物展

開催中の展覧会

指定管理者その他 企画展

科学の眼で見る美ら海の生き物展

2024年04月02日(火) ~ 2024年05月06日(月)

科学の眼で見る美ら海の生き物展

見えないところを あの手この手で覗いてみた

 「見えないものを見てみたい」そんな思いから、人間は様々な“科学の眼”を発明してきました。CTスキャナー、電子顕微鏡、水中エコー、etc・・・。先進の映像化技術を駆使して、美ら海の生き物たちの隠れた一面を覗いてみましょう。肉眼では決して見ることのできない驚きの世界を、科学の力で描き出します。

チラシのダウンロードはコチラ

蛍光撮影

蛍光する魚がいるって知ってた?​​​​​​


ソウシカエルアンコウ

 「蛍光」とは、物体が特定の色の光を吸収して、別の色の光として再放出する現象です。蛍光マーカーや蛍光灯など身近な工業製品にも使われていますが、実は蛍光する魚がいるって知ってましたか?

​​​​​​ 一部の魚は青色の光をあてると様々な色の蛍光を返します。青い光しか届かない深い海の底では、魚達は私達の見たことのない姿をしているのかもしれません。

CTスキャナー

3Dスケスケ画像で体の中を観察する


カマストガリザメ

 物体を透過する性質のある「X線」を用いて、物体を壊すことなく内部構造を調べる装置です。

 まずは物体の輪切り画像(2D)をたくさん撮影して、その後、撮影した画像をコンピュータで処理することで立体(3D)として表示・編集することができます。

 人間用の医療機器としてお世話になることの多いCTスキャナーですが、沖縄美ら海水族館ではさまざまな海洋生物の健康管理や調査研究にCTスキャナーを活用しています。

電子顕微鏡

「光」の限界を超えたミクロの世界へ


ジンベエザメの鱗

 一般的な顕微鏡は見たいものに「光」をあてて観察しますが、光よりも波長の短い「電子線」をあてることでより小さな構造まで観察を可能としたのが電子顕微鏡です。

 ここで紹介するのは電子顕微鏡のなかでも「SEM」と呼ばれるものです。小さいものの表面の凹凸を表現するのが得意です。

水中エコー

超音波で水生生物の体内を覗く


ジンベエザメ

ジンベエザメの心臓

 超音波を使って物体内部を観察する「エコー」。妊娠中にお腹の中の赤ちゃんの検査をする機器として知られていますが、これを水中でも使えるようにしたのが「水中エコー」です。

 水中エコーを使えば水族館で飼育している生き物にダメージを与えることなく、体内の様子を観察することができます。

ROV(小型無人潜水機)

人に代わって深海で作業する


ROV(小型無人潜水機)

 船から遠隔操作によって深海調査などを行う無人潜水艇を「ROV」と呼びます。資源調査や救難救助など用途によって大きさや装備も様々なROVが世界中の海で活躍しています。

 沖縄美ら海水族館では生物相調査と生物採集を目的として小型ROVを運用しています。これまでに数々の新種生物を採集した実績を誇ります。

 

テーマは“可視化”

 特殊撮影による肉眼を超えた映像の数々を、写真展形式で紹介します。撮影者の工夫やこだわりが詰まった、渾身の1枚をご覧ください。

 実際に撮影に用いた機器も展示。数々の新種生物を発見してきた小型潜水機(ROV)も登場します。

関連催事

■ サイエンストーク(詳細はこちら

 その①「科学の眼で深海生物の謎に迫る」

 日 時:4月7日(日)14:00~15:00
 定 員:20名 ※事前申込制
 参加費:500円

 その②「画像診断技術をもちいた飼育生物の健康管理」

 日 時:4月21日(日)14:00~15:00
 定 員:20名 ※事前申込制
 参加費:500円

 

■ 展示解説ツアー(詳細はこちら

展示担当者と一緒に会場をめぐり、詳しい解説や展示の裏話を紹介します。

 日 時:4月7日(日)、4月21日(日)いずれも11:00~12:00
 定 員:各回30名
 参加費:無料

展覧会情報

会期 2024年04月02日(火) ~ 2024年05月06日(月)
場所 企画展示室
観覧料 無料
開館時間 9:00~18:00(金・土は20:00まで) ※入場は閉館の30分前まで
休館日 毎週月曜日、4/30(火)
※ただし、4/29(月)、5/6(月)は開館
主催 一般財団法人 沖縄美ら島財団
後援 沖縄県教育委員会、那覇市教育委員会、浦添市教育委員会、NHK沖縄放送局、沖縄テレビ放送、琉球放送、琉球朝日放送、沖縄ケーブルネットワーク、ラジオ沖縄、エフエム沖縄、エフエム那覇、沖縄タイムス社、琉球新報社、那覇新都心通り会
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