たとえば、「も」を何百回と書いたり、他人には読めない文字で毎日同じ内容の日記を記したり、寝る間を惜しんで記号を描き続けたり―冴えたひらめきや、ひたむきなこだわりを形にするため、出どころの謎めいた発想と熱量をもって挑む、そんな冒険的な創作との出会いをお楽しみください。
展示構成
01 色と形をおいかけて
舛次 崇《ペンチとドライバーとノコギリとパンチ》 2006年
滋賀県立美術館蔵 撮影:大西暢夫
写真提供:ボーダレス・アートミュージアムNO-MA
色と形、それはなにかをつくるとき、大切な要素です。本展の作品のなかにも、色と形をめぐる様々な試みをみることができます。その中には、つくり手のひらめきや、気の迷い、動かす手の喜びなどが透けて見えてくることでしょう。
つくり手:松本 寛庸、村田 清司、伊藤 喜彦、畑中 亜未、舛次 崇、藤野 公一、木村 茜、鎌江 一美、大梶 公子、平瀬 敏裕、八重樫 道代
02 繰り返しのたび
佐々木 早苗《無題》2007–2008年
滋賀県立美術館蔵 撮影:大西暢夫
写真提供:ボーダレス・アートミュージアムNO-MA
自分の名前、お母さんの肖像、同じ内容の日記などなど……ここでは、繰り返しを中心とした作品を紹介します。一つのことにこだわる執念にも、やすらぎを求める行動のようでもある「繰り返し」とは、どのような意味を持つ営みなのでしょうか。
つくり手:伊藤 峰尾、吉川 秀昭、芝田 貴子、滋賀 俊彦、橘高 博枝、戸來 貴規、齋藤 裕一、上田 志保、佐々木 早苗
03 冒険にでる理由
佐々木早苗の制作風景 撮影・映像制作:片山達貴
ここでは、つくり手たち自身を捉えた映像をご覧いただきます。映像を通し、つくり手たちの、生きることとつくることの分かちがたい結びつきについて、その一端を、感じ取っていただけることでしょう。
つくり手:木村 茜、伊藤 峰尾、佐々木 早苗、石野 敬祐、平瀬 敏裕、西本 政敏、畑中 亜未
04 社会の密林へ
上里 浩也《キャセイ・パシフィック航空 》1998–2000頃
滋賀県立美術館蔵 撮影:大西暢夫
写真提供:ボーダレス・アートミュージアムNO-MA
狩俣 明宏《運転手シリーズ》2000年頃
滋賀県立美術館蔵 撮影:大西暢夫
写真提供:ボーダレス・アートミュージアムNO-MA
路上に落ちていたモノを拾い集めてつくったオブジェや、独特に着飾った派手な服装で町中を行くパフォーマンス、また自分の知る人々の顔、関心のある乗り物の精巧な再現など、ここでは、社会との交わりを感じさせる作品を展示します。
つくり手:八島 孝一、宮間 英次郎、上里 浩也、高橋 和彦、西本 政敏、平岡 伸太、水谷 伸郎、平野 信治、狩俣 明宏、大久保 寿、吉澤 健、畑名 祐孝、石野 敬祐
05 心の最果てへ
喜舎場 盛也《漢字シリーズ 6》2003年頃
沖縄県立博物館・美術館蔵
激しい感情を表明したり、やすらぎを求めたり、過去の記憶を掘り起こしたり、我を忘れてなにかに没頭したり、ここでご覧いただく作品からは、そういった心の動きを感じ取ることができるでしょう。
つくり手:秦野 良夫、木伏 大助、内山 智昭、木本 博俊、松田 僚馬、富塚 純光、岩崎 司、小幡 正雄、山崎 健一、高橋 重美、土屋 正彦、澤田 真一、喜舎場 盛也
音声ガイド

展覧会の見どころや作家情報など、会場でしか聞けない特別な解説を公式アンバサダーの秋元真夏さんがナビゲート。
約20分間の音声ガイドを無料でお楽しみいただけます。ぜひ展覧会とあわせてお楽しみください。
音声ガイドは、お手持ちのスマートフォンなどでQRコードを読み込んで、ご利用いただけます
ナビゲーター:秋元 真夏(「つくる冒険」展 公式アンバサダー)
ガイド件数:13件
収録時間:約20分
図録
出展作家45名それぞれの解説に加え、展覧会担当学芸員らによる書き下ろし論稿も掲載しています。アール・ブリュットの魅力を深く知ることのできる一冊です。
ミュージアムショップ「ゆいむい」にて販売しています。
A5サイズ、141ページ
999円(税込)
同時開催
アートキャンプ「素朴の大砲 」2026
会期:2026年2月25日(水)~3月8日(日)
会場:県民ギャラリー1・2・3
主催:社会福祉法人 若竹福祉会






