開催中の展覧会
2024年10月01日(火) ~ 2024年12月01日(日)
芭蕉は苧(繊維)が績まれる(繋がれる)ことで布になります。
芭蕉布には績む人、織る人、着る人の思いが込められています。
琉球を代表する織物の一つ、芭蕉布―。
本展では植物としての芭蕉やそこから織られる芭蕉布に注目するとともに、芭蕉の幅広い利用や歌謡の題材にとられた芭蕉なども取り上げ、芭蕉の美しさやその背景にある人々の暮らしと文化について紹介します。
【前期展示】10/1(火)~10/27(日)
【後期展示】10/29(火)~12/1(日)
【作品リスト】
Bashofu: A Beautiful Textile
軽やかで涼し気な芭蕉布は高温多湿な琉球に適した素材で、琉球王国時代には老若男女身分の別なく身に着けられてきました。
本章では琉球士族の官服である朝衣や士族の女性たちが身にまとった色鮮やかな芭蕉布などの逸品をお楽しみください。
Plants that sustain the clothing culture
芭蕉布づくりは畑づくりからはじまります。琉球の気候風土だからこそ、生き生きとしたイトバショウが育ち、豊かな染織文化が育まれました。
本章では美しい繊維となるイトバショウをはじめとして、染料など衣文化に役立てられた植物について紹介します。
Bashofu:Telling the story of life in the Ryukyu Islands
芭蕉布は琉球の各地で織られ、人々の衣生活を支えてきました。
地域ごとの特色がみえる芭蕉布のほか、特別な祭祀で着用された神衣裳やワンピースに仕立て直された芭蕉布など、人々の生活に根付いた芭蕉布の文化について、歴史・民俗の視点から紹介します。
The Bashofu of Kijoka
「芭蕉布の里」と呼ばれる大宜味村喜如嘉は、戦後の芭蕉布復興において重要な役割を果たしました。喜如嘉の女性たちは芭蕉布の生産技術を今に織り伝えてきました。
昭和49年(1974)には「喜如嘉の芭蕉布保存会」が結成され、重要無形文化財に指定され、今年で50年になります。喜如嘉美童(きじょかみやらび)の手わざによる芭蕉布をぜひご覧ください。
・ワークショップ 着てみよう!むかしの着物
糸芭蕉の繊維で織られ沖縄の気候風土に適した日常着「芭蕉衣」を着用する体験ができます
会期:10/1(火)~12/1(日)
会場:名護博物館(沖縄県名護市大中4-20-50) 古民家他
料金:1回110円
・特別展示!屋部の久護家の「黒朝」
会期:10/1(火)~10/27(日)
料金:名護博物館 常設展示観覧料がかかります
お問い合わせ:0980-54-8875
・【特別展】王家の芭蕉布/王家の宝剣
会期:10/4(金)~10/28(月)
料金:一般350円 学生無料(要証明書)
お問い合わせ:098-869-5266
・喜如嘉の芭蕉布展
会期:10/25(金)~11/3(日)*最終日は20時まで
料金:無料
お問い合わせ:098-882-5038
・當銘 正幸コレクション 風にゆられて芭蕉ワンピース展
会期:9/22(日)~10/27(日)
料金:無料
お問い合わせ:098-889-7399
・ゆんたんざの芭蕉展
会期:11/30(土)~12/27(金)
料金:無料
お問い合わせ:098-958-3141
会期 | 2024年10月01日(火) ~ 2024年12月01日(日) |
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場所 | 特別展示室1,特別展示室2,企画展示室 |
観覧料 |
|一般|1,200円(960円) |大学・高校生|800円(640円) |中学・小学生|300円(240円) |未就学児|無料 ※( )内は、前売り料金および20名以上の団体料金 ※障がい者手帳、療育手帳をお持ちの方と介助者の方1名は当日料金の半額 【プレイガイド】 ミュージアムショップゆいむい コープあぷれ デパートりうぼう ローソンチケット(Lコード:81344) |
開館時間 | 9:00~18:00(金・土は20:00まで) ※入場は閉館の30分前まで |
休館日 | 毎週月曜日、10/15(火)、11/5(火) ※ただし、10/14(月)、11/4(月)は開館 |
主催 | 沖縄県立博物館・美術館 |
共催 | 大宜味村、喜如嘉の芭蕉布保存会 |
特別協力 | 沖縄タイムス社 |