1. 企画展「日本の伝統美と技の世界」「工芸王国-受けつがれる琉球のわざと美」

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博物館 企画展

企画展「日本の伝統美と技の世界」「工芸王国-受けつがれる琉球のわざと美」

2011年10月06日(木) ~ 2011年10月23日(日)

企画展「日本の伝統美と技の世界」「工芸王国-受けつがれる琉球のわざと美」

企画展
第19回全国重要無形文化財保持団体秀作展
「日本の伝統美と技の世界」

【開催形式】
主催:沖縄県立博物館・美術館/全国重要無形文化財保持団体協議会
共催:全国重要無形文化財保持団体協議会大宜味大会実行委員会/大宜味村/大宜味村教育委員会
後援:文化庁/沖縄県/沖縄県教育委員会/沖縄タイムス社/琉球新報社/NHK沖縄放送局/沖縄テレビ放送/琉球朝日放送/琉球放送/ラジオ沖縄/FM沖縄/FMレキオ/タイフーンfm

【開催主旨】
我が国には、ながく受け継がれてきた工芸の技がたくさんある。それらの中で、国から重要無形文化財保持団体として認定を受けている14団体により、全国重要無形文化財保持団体協議会が組織され20年になる。協議会では、毎年、総会と各団体の美と技の素晴らしさを広く紹介する展覧会を開催しており、第19回になる今年度は、喜如嘉の芭蕉布保存会とその所在自治体である大宜味村が中心となって、大宜味大会実行委員会を組織して開催することになった。日本本土とは海を隔てた地にある沖縄では、日本の伝統の技を目にする機会は少ない。今回、大宜味大会実行員会と共同主催し、保持団体の秀作を一堂に会し、当館で紹介することで、伝統工芸の普及を図る。

【展示内容】
重要無形文化財保持団体の作品と団体概要及び製作工程のパネル
〈柿右衛門(濁手)〉柿右衛門製陶技術保存会4件12点
濁手梅花地文六角壺/濁手陽刻牡丹文輪花形深皿/濁手陽刻桃柘楷文方形小鉢/濁手牡丹唐草文透かし彫り香炉
〈色鍋島〉色鍋島今右衛門技術保存会5件9点
色鍋島草花更紗文花瓶/色鍋島兎文皿/色鍋島草花文額皿/色鍋島花模様菓子器/色鍋島絵変りぐい呑揃
※製作工程見本皿9点
〈小鹿田焼〉小鹿田焼技術保存会5件5点
睡蓮鉢/一斗茶壷/五升壷/ピッチャー/八升雲助
〈越後上布·小千谷縮布〉越後上布·小千谷縮布技術保存会3件3点
小千谷縮道の辺「和」/越後上布生成地多色縞/越後上布炭茶地片糸縞囲十字絣文様
〈本場結城紬〉本場結城紬技術保存会4件5点
無地男物(着物・羽織)/縞柄涼夏女物/100亀甲飛柄円華文女物/100亀甲細工雪輪模様女物
※タガ糊付け後の経糸と緯糸
〈久留米絣〉重要無形文化財久留米絣技術保存会5件5点
渓涼風/亀甲文/華/新緑/野菊
〈喜如嘉の芭蕉布〉喜如嘉の芭蕉布保存会5件6点
芭蕉布夏峠「片筋グバン」/芭蕉布八寸帯地「花織づくし」/芭蕉布着物「ヒキザキートウイグヮー」/
芭蕉布着物「ムチリーくずし」/煮紹芭蕉布茶地琉装仕立着物「ヤシラミー花織」
〈宮古上布〉宮古上布保持団体5件5点 
藍十字絣/天の架け橋/紺地手縞着尺/アイランドシンフォニー着物/天の川
※経糸と緯糸絣製作の図案
〈久米島紬〉久米島紬保持団体5 件5 点
久米島紬着尺地「十字ヒチサギー」/久米島紬着尺地「ヒチサギー・格子」/久米島紬着尺地「クヂリゴ
ーシ・ミズ」/久米島紬着尺地「十字・井絣· トリ」/久米島紬着尺地「クジリゴーシ・ヒチサギー三玉」
〈伊勢型紙〉伊勢型紙技術保存会5 件1 0 点
貝に海草/変り縞/青海波/青海波/変り縞
〈輪島塗〉輪島塗技術保存会5 件9 点
乾漆菓子盆雪月花/あすなろ蒔絵茶箱/日月喬麦文沈金椀/ぼかし塗色紙箱/ぼかし塗短冊箱
※製作工程見本
〈石州半紙〉石州半紙技術者会5 件
石州半紙稀200枚入/石朴I半紙稀四ッ判/石州半紙稀二三判/石州草木染め和紙/
石州透かし和紙
〈本美濃紙〉本美猿紙保存会5 件
本美濃紙/薄美濃紙/本美濃紙美濃判/巻紙/和帳※原料(那須堵の晒しを加えたもの)
〈細川紙〉細川紙技術者協会5 件
細川紙/細川紙薄口/細川巻紙/細川書簡箋・封筒/和帳

【関連事業】
〔博物館文化講座〕
「漆の美一琉球のわざ・日本のわざー」
期日: 2 0 1 1 年1 0 月8 日( 土) 14:00 ~ 16 :00
講師:室瀬和美(漆芸家重要無形文化財保持者)
会場:沖縄県立博物館・美術館講堂

〔実演とワークショップ〕
「紙漉き一石川半紙」
期日: 2 0 1 1 年1 0 月8 日( 土) 1 0 : 0 0 ~
2 0 1 1 年1 0 月9 日( 日) 1 0 : 0 0 ~
講師:石州半紙技術者会(平川正男・久保田彰)
会場:博物館実習室前スペース
「型彫りー伊勢型紙」
期日: 2 0 1 1 年1 0 月2 2 日( 土) 1 4 : 0 0 ~ 1 6 : 00
2 0 1 1 年1 0 月2 3 日( 日) 1 2 : 0 0 ~ 1 4 : 00
講師:伊勢型紙技術保存会(六谷泰英・兼子吉生)
会場:博物館実習室
「糸づくりワークショップ」
期日: 2 0 1 1 年1 0 月1 6 日( 日) 1 0 : 0 0 ~ 1 2 : 00
講師:喜如嘉の芭蕉布保存会(平良美恵子)
会場:博物館実習室前スペース

〔展示解説〕
期日: 2 0 1 1 年1 0 月1 0 日( 月) 1 5 : 0 0 ~ 1 6 : 00
「日本の伝統美と技の世界」「工芸王国」同時開会式の展示解説会
2011年10月15日(日)12:00~13:00
2011年10月23日(日)10:30~11:30
解説者:典那嶺一子・早瀬千明・平川信幸(県教育庁専門員)

企画展
沖縄県無形文化財工芸技術保持団体協議会設立10周年記念
「エ芸王国一受けつがれる琉球のわざと美」展

【開催形式】
主催:沖縄県立博物館・美術館/沖縄県無形文化財工芸技術保持団体協議会
後援:那覇市教育委員会/読谷村教育委員会/本部町教育委員会/大宜味村教育委員会/石垣市教育委員会/久米島町教育委員会/宮古島市教育委員会/南風原町教育委員会/沖縄タイムス社/琉球新報社/NHK沖縄放送局/沖縄テレビ放送/琉球朝日放送/琉球放送/ラジオ沖縄/FM沖縄/FMレキオ/タイフーンfm

【開催主旨】
沖縄県の工芸は、そのルーツを王国時代に求められ、陶芸、漆芸、染織と多くのジャンルにわたり、有形、無形の文化財として国、県、市町村の指定を受けるなど高い評価を受けている。これら文化財の保持者や団体が連携し、工芸振興を図るために沖縄県無形文化財工芸技術保持団体協議会(保持団体)が発足して10年を迎えました。それを記念し沖縄の工芸の美を一堂に集め紹介する展覧会を共同で開催する。
保持者及び団体の作品を通して、沖縄県における工芸の多様さと奥深さを紹介しながら、保持団協のこれまでの活動成果を報告することで、工芸の振興を図る。

【展示内容]
保持団体協加盟団体の作品と団体概要及び製作工程のパネル
〈沖縄県指定無形文化財びん型〉沖縄伝統びん型保存会
保持者
両面染紅型着物「遊波」(城間榮順) /斜格子に団扇・鞠・桜文様(知念積元)/着尺小花唐草文様(玉那覇道子) /朧型水色地楓に水車・雁・水草紋様紅型着物(西平幸子)/磯に小鳥(金城昌太郎) /絹地藍色地ゆうな成屋蘭蝶文着物(喜友名盛蔵) /絹白地流水に鳥松菊模様着物(藤村玲子) /藍型菖蒲模様着物(城間榮喜・故)/白地団扇桧扇葉文紗綾型着物(知念積弘·故)
伝承者
紅型着物「イナズマガンガゼ」(城間栄市) /さがりばな(金城恵) /帯雪輪にデンファレ文様
(堀下優子) /葡萄栗鼠文様帯地(喜友名速)
〈沖縄県指定無形文化財本場首里の織物〉沖縄伝統本場首里織物保存会
保持者
満天(祝嶺恭子) /花倉織着物(多和田淑子) /藍地綾中「ひらり」(ルバース・ミヤヒラ吟子)
/手縞(大城志津子・故)
伝承者
「涼」(古屋英子) /絹ベージュ手花帯「珊瑚」(島袋幸恵)/ムルドゥッチリ(野原園子) /ロートン織帯(玉木由香) /うららか(宮城ゆかり) /温(今帰仁桃子)
〈沖縄県指定無形文化財読谷山花織〉読谷山花織保存会
保持者
読谷山花織(島袋秀) /読谷山花織(比嘉恵美子) /読谷山花織(池原ケイ子) /読谷山花織(比嘉マサ子・故)
伝承者
読谷山花織(島袋明美) /読谷山花織(比嘉昌子) /帯(ぐうしばな) (山田恵利子)
〈沖縄県指定無形文化財八重山上布〉八重山上布保存会
保持者
八重山上布「ムイフム柄」(中村澄子)/八重山上布打掛「クヂリ格子」(新垣幸子) /八重山上布着物(大浜千代·故) /八重山上布「竹ノ葉」(宮良ハル・故)/八重山上布(石垣英富・故)
伝承者
八重山上布「カサスヌパナ」(上地克江) /八重山上布帯地(湊和美)
〈沖縄県指定無形文化財琉球漆器〉琉球漆器保存会
保持者
朱漆沈金彫牡丹唐草東道盆(金城唯喜) /螺釧鉢「潮騒」(前田孝允) /朱漆鳳凰牡丹唐草箔絵漆/絵大平椀(嘉手納憑勇・故)/黒漆牡丹七宝繋沈金重箱(国吉亮子) /沈金角皿「散歩道」(赤嶺貴子) /魚紋螺釦琉球梨子地盆(宮良千亜紀) /螺細四葉紋硯箱(前田栄)
〈南風原町指定無形文化財琉球絣と南風原花織〉琉球絣と南風原花織保存会
琉球絣着物ヒチサギー、十二玉(大城カメ・故)/琉球絣着尺ゴーマーイー十字、六玉、藍染(大城廣四郎・故)/南風原花織着物花柄ヤシラミー(野原カメ・故)/諸紬琉球絣着物シチガーラー、四玉(大城清栄· 故)/琉球絣着物ムチリー、五玉(中村孫吉)/琉球絣看物
ウバン八十八(嘉手苅カメ子)
〈那覇市指定無形文化財壺屋焼〉壺屋焼保存会
絵魚紋皿(小橋川明史) /水指(西平守正・池野幸雄)/抱瓶(上江州茂生) /カラカラ(新垣勲)
三彩嘉瓶( 玉城望)/白土焼締這型獅子( 一対) (小橋川昇) /線彫り大タラフ(小橋川卓史)
〈重文紅型〉草花模様両面染紅型着物 玉那覇有公
〈重文首里の織物〉絹白茶地緯絣手花花織衣裳 宮平初子
〈(重文) 読谷山花織〉読谷山花織着物 與那嶺貞(故)
〈重文芭蕉布〉芭蕉朱地経縞衣裳 平良敏子
〈(重文)琉球陶器〉緑釉線彫魚文徳利 金城次郎(故)
〈選定保存技術琉球藍製造〉伊野波盛正・琉球藍製造技術保存会
〈選定保存技術苧麻糸手績み〉宮古苧麻績み保存会
〈選定保存技術手機製作〉大城義政


【関連事業】
〔博物館文化講座〕※プレイベントとして開催
「ISSEY MIYAKE ·伝統的テキスタイルとパリ・コレクションデザイン」
期日:2011年8月20日(土)14:00~16:00
講師:藤原大(ISSEY MIYAKE クリエイティブ・ディレクター)
会場:沖縄県立博物館・美術館 講堂
期講会

〔実演とワークショップ〕※全重協と共同で開催
「糸づくりワークショップー紬・苧麻・芭蕉-」
期日:2011年10月23日(日)14:30~16:30
講師:宮古苧麻績み保存会・喜如嘉の芭蕉布保存会・久米島紬保持団体
会場:博物館実習室前スペース

〔展示解説会〕
期日:
2011年10月9日(日)14:00~15:00
八重山上布(新垣幸子)・壺屋焼(池原幸雄)
2011年10月10日(月)14:00~15:00
本場首里の織物(ルバース吟子)・読谷山花織(比嘉恵美子)
2011年10月16日(日)14:00~15:00
琉球絣と南風原花織(大城哲)​​​​​・選定保存技術(早瀬千明)
2011年10月22日(土)11:00~12:00
琉球漆器(前田孝允)・びん型(城間栄市)

〔映画上映会〕
「技と美を観る」(びん型•本場首里の織物・八重山上布・喜如嘉の芭蕉布・琉球藍・琉球漆器一堆錦• 読谷山花織・久米島紬など)
日:2011年10月16日(日)10時~18時
所:沖縄県立博物館・美術館 講堂前
 
企画展「日本の伝統美と技の世界」「工芸王国-受けつがれる琉球のわざと美」
 

展覧会情報

会期 2011年10月06日(木) ~ 2011年10月23日(日)
場所 特別展示室1,特別展示室2,企画展示室
開館時間 9:00~18:00(金・土は20:00まで) ※入場は閉館の30分前まで
休館日 毎週月曜日
主催 沖縄県立博物館・美術館
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