1. 企画展「琉球陶器の来た道」

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博物館 企画展

企画展「琉球陶器の来た道」

2011年01月22日(土) ~ 2011年03月06日(日)

企画展「琉球陶器の来た道」
【概要】
九州と台湾のあいだ約1000キロにわたり弧を描いて連なる琉球列島。沖縄島を中心に2000キロの円を描くと、北は北京、ソウル、東は江戸・東京、西は福建、南はマニラがスッポリと入る。古代から琉球と大陸を隔てる海は船によって海上の道となり、琉球を取り巻く地域の人とモノが頻繁に行き交った。古琉球期の交易時代に培った美意識は近世に入り朝鮮や中国、日本から導入された技術と結びつき琉球・沖縄の独自のやきものをはぐくんだ。展示会では、琉球・沖縄という地で育まれた陶器により、現在の壺屋焼以前のやきものの全貌にせまる。
また、展示会は60年の歴史を持ち、多くのやきものを収蔵する沖縄県立博物館・美術館と壺屋というヤチムンのマチを背景に設立された那覇市立壺屋焼物博物館による二館共同開催によって那覇のマチが展示会場となる施設を飛び越えた企画となっている。

【開催形式】
主催:沖縄県立博物館·美術館/沖縄県教育委員会 那覇市立壺屋焼物博物館/那覇市
資料借用館:浦添グスク・ようどれ館 浦添市教育委員会 浦添市美術館 うるま市立石川歴史民俗資料館うるま市立与那城歴史民俗 資料館沖縄県立芸術大学附属図書・芸術資料館 沖縄市立郷土博物館 恩納村博物館 宜野座村立博物館 財団法人海洋博覧会記念公園管理財団 首里城公園管理センター 壺屋町民会自治会 壺屋陶器事業協同組合 やちむん通り会 那覇市歴史博物館 読谷村立歴史民俗資料館 琉球大学資料館(風樹館) 古美術観宝堂 
後援:沖縄ケーブルネットワーク株式会社 沖縄タイムス社 沖縄テレビ放送株式会社 エフエム沖縄 FMレキオ
株式会社ラジオ沖縄 財団法人沖縄観光コンベンションビューロー タイフーンfm 琉球朝日放送株式会社 琉球新報社 琉球放送株式会社 NHK沖縄放送局

【展示構成】
・沖縄県立博物館・美術館 企画展示室
〇寺院の荘厳一瓦の成立と仏教寺院
〇花を愛でる一瓦質土器の成立と植木鉢
〇大壺の時代ー無釉陶器の成立
〇彩りへのあこがれ一施釉陶器の成立
〇酒器の器一嘉瓶と抱瓶
〇祈りの形一厨子の成立
〇獅子、吼える一シーサーの起源
〇かたちの交流
〇沖縄の美意識

・那覇市立壺屋焼物博物館 企画展示室
〇湧田古窯

[関連催事】
① 文化講座
「沖縄の焼物のルーツを探る」Ⅰ
講師:渡辺芳郎(鹿児島大学教授)
日時及び場所:12月11日(土)16: 00
②シンポジウム
「沖縄の焼物の)ルーツを探る」Ⅱ
日時及び場所:2011年1月29日
沖縄県立博物館・美術館講堂
基調報告
「沖縄の焼物について」宮城篤正(沖縄県立芸術大学前学長)
「考古学的見地から見た沖縄の焼物について」金武正紀(元那覇市教育委員会文化財課課長)
ディスカッション
 新垣力(沖縄県立埋蔵文化財センター)
コーディネーター
 池田榮史(琉球大学教授)

③シンポジウム
「沖縄窯業史研究の今」
日時及び場所:2011年1月29日(土) 沖縄県立博物館・美術館 講堂
主旨説明:倉成多郎(那覇市立壺屋焼物博物館)
基調報告:家田淳一(佐賀県立九州陶磁文化館)
現状報告:
仲宗根求(読谷村立歴史民俗資料館館長)
上原 静(沖縄国際大学教授)
阿利直治(石垣市教育委員会)
安里 進(沖縄県立芸術大学教授)

企画展「琉球陶器の来た道」ちらし裏面

展覧会情報

会期 2011年01月22日(土) ~ 2011年03月06日(日)
場所 特別展示室1,特別展示室2
開館時間 9:00~18:00(金・土は20:00まで) ※入場は閉館の30分前まで
休館日 毎週月曜日
主催 沖縄県立博物館・美術館
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