1. 企画展「ものづくり今昔-自然の恵みを活かす―」

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博物館 企画展

企画展「ものづくり今昔-自然の恵みを活かす―」

2010年02月16日(火) ~ 2010年03月28日(日)

企画展「ものづくり今昔-自然の恵みを活かす―」
【開催趣旨】
 琉球列島の湿潤な亜熱帯の風土は、特異な地質、植物、動物を育み、そこにくらす人々に生きる恵みを提供してくれた。
 琉球石灰岩、貝や動物の骨、シュロ、アダン、クバ、藁、竹、カヤ、バショウなどの植物…。これらの自然素材を、人々はくらしのなかでさまざまなかたちに利用してきた。古くは貝や石による斧、貝やジュゴンの骨による装飾品がつくられてきた。衣食住や生業にかかわる民具や美術工芸品は、素材の性質や形の特質が活かされ、人の知恵を盛り込み、使い込むごとに改良されてきた。沖縄の民具や美術工芸品には、くらしと共にある美があり、そこには沖縄の美意識や造形感覚が色濃く滲んでいる。
 この展覧会では、自然素材にスポットをあて、沖縄の人々がくらしのなかで、それをどのように活かしてきたのか、そしてこれから、どう活かしてゆくのかを縦軸に、様々なものづくりの知恵とその美を探る機会とする。

【開催形式】
 主 催:沖縄県立博物館・美術館
 共 催:文化の杜共同企業体
 後 援:沖縄タイムス社 琉球新報社 NHK沖縄放送局 沖縄テレビ放送 琉球朝日放送 琉球放送 ラジオ沖縄 エフエム沖縄 タイフーンfm エフエムレキオ
 協 力:沖縄県(観光商工部工芸振興課 工芸技術支援センター)・㈱技建・沖縄県立芸術大学附属図書・芸術資料館

【展示内容】
 Ⅰ ものづくりのはじまり
   まず、人のくらした痕跡として、貝や石による斧などがあらわれる。そして、骨や貝などの装飾品が作られようになる。その形や施された装飾から、当時の人々の想いと美意識を探る。
 Ⅱ ものづくりの知恵
   素材の形や性質を活かし、さまざまに加工しながら、生活のあらゆる場面で使ってきた先人の知恵を紹介する。
 Ⅲ 手わざの美
   先人たちが使ってきた、さまざまな道具や工芸品には、用いることで生まれた機能美がある。その美しさを石材、植物、貝・石などの素材別に見ていく。
 Ⅳ 新しい自然素材と新しい表現
   自然素材を活かしたものづくりが、今後、どのように展開してゆくのかを、自然素材の新しい活かし方や表現、また、新しく開発された沖縄の自然素材から、考える。

企画展「ものづくり今昔-自然の恵みを活かす―」ちらし裏面
 

展覧会情報

会期 2010年02月16日(火) ~ 2010年03月28日(日)
場所 特別展示室1,特別展示室2
開館時間 9:00~18:00(金・土は20:00まで) ※入場は閉館の30分前まで
休館日 毎週月曜日
主催 沖縄県立博物館・美術館
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