1. 戦後70年特別企画 ニシムイ ― 太陽のキャンバス ―

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美術館 企画展

戦後70年特別企画 ニシムイ ― 太陽のキャンバス ―

2015年06月13日(土) ~ 2016年03月13日(日)

戦後70年特別企画 ニシムイ ― 太陽のキャンバス ―
【開催内容】
戦後間もない頃(1948年)那覇市首里儀保に主に東京美術学校(現東京芸術大学)出身等の画家たちが集い、美術村が作られました。いわゆるニシムイ美術村の誕生です。戦争により、自然や文化までが焼き尽くされ、変わり果てた沖縄の状況を憂いながらも、画家たちは戦後沖縄の文化や美術の復興に奔走しました。混沌とした時代に、依頼に応じ肖像画を描き、生活の糧を得ながらも独自の芸術活動を展開し、沖展(沖縄美術展)の立ち上げに携わり、戦後沖縄の文化活動、美術界の指導者として牽引しました。戦後70年が経った今日、改めてニシムイをとおして戦後沖縄の芸術、文化を検証する展覧会を開催します。

 

【展示構成】
展示は第3章に分けて構成します。ニシムイ画家の変遷を展示、公開するとともに、その功績や関連資料を公開します。全体像を俯瞰し、ニシムイをとおして見る戦後沖縄の美術、歴史、文化について検証する機会とします。

出品画家[ニシムイ画家]
名渡山愛順、山元恵一、大城皓也、安次嶺金正、玉那覇正吉、安谷屋正義、金城安太郎、
具志堅以徳、屋部憲、末吉安久


第1期 『ニシムイ美術村の誕生』
期間:2015年6月13日(土)~10月4日(日)

第1章 「戦後の混乱からニシムイ建設へ」(コレクションギャラリー1)

1945年沖縄諮詢会の発足により 文化部芸術課には画家が技官として雇われました。東恩納での活動は、後のニシムイ建設へのはずみとなりました。東恩納の活動からニシムイ建設への流れ等、当時の社会背景と歴史を知る手がかりとなる写真資料等を公開します。
【展示資料】 二次資料を中心に写真、記録資料、映像を放映

 

第2章 「ニシムイのアトリエ」(コレクションギャラリー3)

ニシムイ画家のアトリエを紹介。合わせて絵画や人物について紹介します。
【展示資料】 絵画、デッサン、イーゼル、拡大写真、拡大平面図     

 

第3章「ニシムイからの拡がり」(コレクションギャラリー2) 
ニシムイで活躍した業績を紹介するとともに、その後のグループ展など、関係者の美術作品を紹介し、代表作品30点を公開します。
【展示資料】 絵画、彫刻、資料類、VTR放映
          
第2期 平成27年10月10日~平成28年3月13日
ジオラマ等を製作、一部展示替えをします。


【関連催事】
■演奏会
テーマ:「ニシムイと音楽の夕べ」

日 時:8月8日(土) 17時半~19時(17時開場予定)
場 所:沖縄県立博物館・美術館 講堂 (当日先着200名)
演奏者:山元ほるん 氏(音楽家)

■講演会
テーマ: 「ニシムイ画家の絵画と芸術活動」

日 時:11月3日(火・文化の日) 14:00~16:30(13:30開場予定)
場 所:沖縄県立博物館・美術館 講堂
第1部 基調講演「ニシムイ画家の絵画」
講 師:稲嶺成祚 氏(画家/琉球大学名誉教授) 
第2部 パネルディスカッション
講 師:稲嶺成祚 氏、岸本一夫 氏(デザイナー)、治谷文夫 氏(画家)
コーディネーター:仲里安広(当美術館主任学芸員)
※当日先着200名
※参加費無料

■第1回シンポジウム
テーマ: 「ニシムイ建設とその背景-語り継ぐもの」
日 時:6月14日(日) 13:50~16:30 
場 所:沖縄県立博物館・美術館 講堂
第1部 ふたつのアーティスト・ビレッジ
講 師:弘中智子 氏(板橋区美術館学芸員)
       豊見山愛(当美術館主任学芸員)
第2部 パネルディスカッション
講 師:川島淳 氏(那覇市歴史博物館子文書解読員)
      仲嶺絵里奈 氏(写真史研究所調査研究員)
コーディネーター:豊見山愛(当美術館主任学芸員)

■第2回シンポジウム
テーマ:「ニシムイ以降の画家たち」

日 時:3月13日(日)
場 所:沖縄県立博物館・美術館 講堂
パネリスト:調整中

■ギャラリートーク
 「私の中のニシムイ」

日 時:7月19日(日) 14:00~15:30
講 師:崎山 律子 氏(フリーアナウンサー)
場 所:1階 美術館講座室
定 員:50人(当日先着)
※入場無料


「ニシムイは今も生きている」
日 程:2月27日(土) 14:00~15:30
講 師:岸本一夫 氏(デザイナー)
場 所:1階 美術館講座室→美術館コレクションギャラリー
定 員:50人(当日先着、参加無料)

■キュレータートーク
講 師:仲里安広 (当館学芸員)
時 間:14:00~15:30
場 所:1階 美術館講座室・コレクションギャラリー
定 員:50人(当日先着)
※但し、展示室での解説には当日入場券が必要です。

6月27日(土) 14:00~15:30 展示会場

8月22日(土) 14:00~15:30 展示会場

10月24日(土)14:00~15:30 展示会場

  2月27日(土)16:00~17:30 展示会場

■地域連携劇「ニシムイ-太陽のキャンバス-」
公 演:11月8日(日)
時 間:第1回目 14:00~(開場13:30)/第2回目 18:00~(開場17:30)
場 所:沖縄県立博物館・美術館  講堂


【会  期】
第1期:2015年6月13日(土)~10月4日(日)
第2期:2015年10月10日(土)~2016年3月13日(日)
【休館日】月曜日(※ただし、月曜の祝日は開館、翌日休館)
【時  間】9:00~18:00/金・土は9:00~20:00まで開館※入館は閉館30前まで
【会  場】沖縄県立博物館・美術館 コレクションギャラリー

【入場料】一般310円(250)、高大生210円(170)、県内小中生無料、県外小中生100円(80)
      ※( )内は、団体料金
      ※県内の学校団体は事前申込で免除
      ※70歳以上の方、障がい者手帳をお持ちの方、及び介護者1名無料
        (証明書等の提示が必要)

※海外から借用した作品14点につきましては、事情により2016年2月21日(日)までの展示となり、当館収蔵作品と差替えておりますのでご了承ください。(海外借用作品)

【開催形式】
主  催:沖縄県立博物館・美術館
共  催:那覇市 
特別協力:琉球物流株式会社 創立65周年記念特別協力
協  力:那覇市歴史博物館、琉球大学、琉球大学附属図書館、沖縄県立芸術大学、
      沖縄県立芸術大学付属図書・芸術資料館、うるま市、
      うるま市立石川歴史民俗資料館、NHK沖縄放送局、沖縄タイムス社、
      NPO法人沖縄県立美術館支援会happ、新都心通り会、
      NPO法人首里まちづくり研究会、儀保町自治会、劇艶おとな団、
      沖縄シャープ電機株式会社
後  援:沖縄県美術家連盟、沖縄県文化協会、(一財)沖縄観光コンベンションビューロー、
      琉球新報社、沖縄テレビ放送、琉球放送株、琉球朝日放送、ラジオ沖縄、
      エフエム沖縄、タイフーンfm 

チラシのダウンロードはこちらから

展覧会情報

会期 2015年06月13日(土) ~ 2016年03月13日(日)
場所 コレクションギャラリー1,ホワイエ,コレクションギャラリー2
開館時間 9:00~18:00(金・土は20:00まで) ※入場は閉館の30分前まで
休館日 毎週月曜日
主催 沖縄県立博物館・美術館
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