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美術館その他 企画展2009年10月30日(金) ~ 2009年12月20日(日)
■展覧会概要
沖縄戦後美術の源流を探る<沖縄の美術シリーズ>の第一回展となります。このシリーズでは、作家を一人ずつ紹介しながら、沖縄戦後美術のあゆみやその魅力に触れていただきたくための展覧会です。
今回は戦前戦後を通じて沖縄の美術界に大きな影響を与え続けた名渡山愛順を取り上げます。残念ながら戦前の作品の多くは那覇十・十空襲の際に焼失してしまいましたが、学生時代に東京美術学校で描いた自画像(東京藝術大学蔵)から、絶筆作品までの数々の作品が一堂に会します。紅型、ヤチムン(焼き物)、琉球舞踊など、沖縄の古き良き美しいものを愛した名渡山は多くの琉球衣装の女性を描き、また文化財保護などの活動にも尽力しました。疎開先の大分で描いた『郷愁』(1946)からは焦土と化した沖縄への静かなる思いを偲ばせます。琉装の女性や裸婦画を多く残した名渡山が求め続けた美しいもの、沖縄の心を感じて下さい。
会期:2009年10月30日(金)~2009年12月20日(日)
場所:沖縄県立博物館・美術館 美術館企画ギャラリー1・2
■料金
一般1000円(800円) 大・高700円(560円) 小・中300円(240円)
※( )内は前売りおよび20名以上の団体料金
プレイガイド:ミュージアムショップゆいむい(沖縄県立博物館・美術館内)、コープあぷれ(あっぷるタウン1F)、リウボウサービスカウンター(パレットくもじ)、ローソン各店
主催:沖縄県博物館・美術館/沖縄県教育委員会
共催:沖縄タイムス社
協賛:琉球物流株式会社
後援:FM沖縄 琉球朝日放送 NHK沖縄放送局 琉球放送 社団法人沖縄県美術家連盟
沖縄女流美術家協会 那覇市文化協会 新生美術協会 白梅同窓会
協力:株式会社りゅうせき
■名渡山愛順(などやま あいじゅん)
洋画家。1906年那覇市生まれ。東京美術学校(現、東京藝術大学)にて和田英作、金山平三に師事。1932年に帰沖、第二高等女学校で教職に就く。戦後は沖縄の戦後美術の復興と文化財の保存に尽力した。1970年逝去。
青藍絣の女 裸のウトグヮー
◇関連イベント◇
■記念公演会
「名渡山愛順が愛した琉球舞踊」鑑賞会
日 時:11月7日(土)13:30~14:45
場 所:沖縄県立博物館・美術館 講堂
鑑賞料:2500円(名渡山愛順展チケット込)
出演者:玉城節子(国指定重要無形文化財「琉球舞踊」保持者)
又吉靜枝(国指定重要無形文化財「琉球舞踊」保持者)他
名渡山愛順は琉球舞踊の舞い手を描いた素晴らしい作品を数多く残しています。優雅な動きの一瞬を絵画にとどめ、美しさを表現した名渡山の絵とともに、題材となった琉球舞踊の演目を沖縄を代表する踊り手たちが披露いたします。
会期 | 2009年10月30日(金) ~ 2009年12月20日(日) |
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場所 | 企画ギャラリー1,企画ギャラリー2 |
開館時間 | 9:00~18:00(金・土は20:00まで) ※入場は閉館の30分前まで |
休館日 | 毎週月曜日 |
主催 | 沖縄県立博物館・美術館 、沖縄県教育委員会 |