■博物館文化講座「近世琉球における抜荷-17世紀末から18世紀初めの時期を中心にして-」

　抜荷とは江戸時代の密貿易のことです。徳川幕府は周知のように対外政策として鎖国（海禁）体制を打ちたて、キリスト教の波及阻止と貿易の統制、人民の自由な通交の抑圧をはかりました。しかし、人民は抜荷というかたちをもってこれに抵抗を示しました。従来、江戸時代の抜荷の舞台といえば長崎口が注目されてきましたが、本講座では、琉球口、薩摩口の抜荷を追跡し、近世琉球の民衆像の一端に触れてみます。

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■講師

上原 兼善　氏（岡山大学 名誉教授）

■日程

2025年5月17日（土）14:00～16:00

■場所

講堂（200席）

■注意事項

・席数に限りがありますので、ご入場いただけない場合があります。予めご了承ください。
・会場内は、空調の影響で寒くなる場合があります。