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■博物館文化講座「琉球の染織に見る、周辺地域との交遊-その模様・技法・素材から探る」
紅型のデザインは日本の友禅染の影響を受けていると言われてきましたが、実際には小袖模様雛形本や、京都の紅板締めのデザインなど、さまざまな情報が好奇心旺盛に受容されていることがわかります。また、型紙の用い方に注目すると、実は、古く16世紀後半頃に、日本と琉球が共通した技法を用いていた可能性がうかがえます。絹地や色料については、広く東アジア・東南アジアを含めて考えるべきでしょう。さらに、首里織物・花織・芭蕉布・久米島紬・八重山上布・宮古上布といった織物の模様・技法などを見ると、日本よりもむしろ、東アジア・東南アジアからの影響を受けながら、その一方で独自の素材を用い、琉球にしかない意匠を育んできたことは明らかです。
講座では、琉球国時代の染織文化を通して、この時代における琉球と周辺地域との多様な交遊についてみていきます。
「琉球の染織に見る、周辺地域との交遊-その模様・技法・素材から探る」チラシ
小山 弓弦葉(おやま ゆづるは) 氏(東京国立博物館)
2023年7月15日(土)14:00~16:00
3F講堂(200席)
当日先着順
新型コロナウイルス感染症の拡大状況によっては中止または一部変更の可能性があります。
開催日 |
このイベントは終了しました 2023年07月15日(土) |
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開催時間 | 14:00~16:00 |
場所 | 講堂 |
定員 | 200名 |
対象 | 中学生/高校生/大学・専門学生/一般 |
申し込みについて |
申し込み不要
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参加費 | 無料 |
主催 | 沖縄県立博物館・美術館 |