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第5回の節目となる今年のテーマは「沖縄」。自分自身の目で見て感じた、現在の沖縄を明るく楽しく描く作品もあれば、沖縄の抱えた問題に目を向ける作品もありました。「沖縄」に対するそれぞれの「思い」が込められており、画面からその「思い」が伝わってきました。
今年のアートコンクールには、1638点もの応募があり、回を重ねるごとに出品者の技術力の向上、作品の内容の深まりを感じます。本コンクールでは、描く対象・内容、用いる画材を限定していないため、実に多様な作品が寄せられ、児童・生徒の皆さんは、自分の思いや願いを色や形にのせて「自由」に表現しています。
昨年から続くコロナ禍の困難な状況の中、このコンクールが開催できたことは、応募して頂いた児童・生徒はもちろん、ご家族の皆様、学校の先生方、並びに各団体の関係者の皆様のお力添えのおかげだと心より感謝申し上げます。まだまだ先の読めない状況ではありますが、本館は、児童・生徒の皆さんが自由に描き、表現し、発表できる機会を今後も継続して行っていきたいと思います。(美術館教育普及担当)
今回のテーマは、「沖縄」ということで、様々な作品がありました。例えば、沖縄の青い空や青い海、大事にしたい生き物たちやサンゴ、そして色鮮やかな赤や朱色の首里城、かわいらしいシーサー、沖縄の特産品や伝統芸能などがあり、皆さんの作品から改めて沖縄の良さを感じました。表現方法も様々で、クレパスや絵の具、色鉛筆などを使い、沖縄のきれいな色を出そうと工夫して取り組んでいるのが伝わりました。
沖縄の青い海、ジンベエザメをはじめとする色とりどりの魚たちなど自然を取り上げた作品、琉装のひとや三線、沖縄の伝統料理など文化を表したもの、そしてゴミの投棄など沖縄の抱える問題に目を向けられたり、コロナ禍で苦しむ今の心情を捉えたものなど、テーマの「沖縄」を中学生らしく様々な視点で見つめ、多様な世界観で表現されており、大変見応えがありました。水彩絵の具をはじめ、色鉛筆やカラーペン、CGで描かれたものなど色々な画材にも挑戦しており、今後も自分らしく楽しく表現することを続けてもらいたい。
今回のテーマ「沖縄」を観光や名所だけではなく、日常や文化までを視野に描かれた作品も多く、高校生の多様性を感じることができる内容でした。また、明るい配色や構図など、「沖縄」に対して好感をもって描いている作品が多く、作者の思いを感じることができました。今後も是非、描くことを楽しんで意欲的に頑張って欲しいと思います。
個々の児童生徒の持ち味を生かしながら、それぞれがイメージした「沖縄」をいきいきと表現できていたと思います。どの作品からも作者が楽しみながら制作した印象を受けました。これからも楽しい気持ちを持ちながら、次回のテーマにチャレンジしてもらいたいです。
崎濱陽子(中城村立中城小学校)島筒 格(豊見城市立伊良波中学校)
長内 聡(沖縄県立那覇工業高等学校)赤嶺憲弘(沖縄県立大平特別支援学校)
令和3年11月3日(水)14:00~15:00(13:30受付)
※入賞者には、事前に学校を通じて表彰式の詳細をご連絡いたします。
会期:令和3年11月2日(火)~11月21日(日)
時間:9:00~18:00(金・土は20:00まで)
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開催日 |
このイベントは終了しました 2021年11月02日(火) 、2021年11月03日(水) 、2021年11月04日(木) 、2021年11月05日(金) 、2021年11月06日(土) 、2021年11月07日(日) 2021年11月08日(月) 、2021年11月09日(火) 、2021年11月10日(水) 、2021年11月11日(木) 、2021年11月12日(金) 、2021年11月13日(土) 2021年11月14日(日) 、2021年11月15日(月) 、2021年11月16日(火) 、2021年11月17日(水) 、2021年11月18日(木) 、2021年11月19日(金) 2021年11月20日(土) 、2021年11月21日(日) |
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場所 | エントランスホール |
対象 | 小学生/中学生/高校生 |
申し込みについて | 申し込み不要 |
参加費 | 無料 |
主催 | 沖縄県立博物館・美術館 |