※新型コロナウイルス感染の拡大防止のため、開催を中止させていただきます。
講師:石田尚志 氏(画家・映像作家)
線を少しずつ描いては撮影する、ドローイング・アニメーションの手法で知られる石田尚志。その映像作品は「動く絵(ムーヴィング・ピクチャ)」と称されています。昨年、石田は新たな展開として、ベニヤ板をまるで線を描くように糸ノコギリで切り抜き、その切り抜いたパーツを組み合わせて彫刻作品を制作しました。今回は彫刻制作に至った過程をお話しいただき、併せて彫刻を即興的に組み立てるパフォーマンスを行います。作品が生まれ、立ち現れる瞬間をぜひご覧ください。
石田尚志(いしだ・たかし)
1972年東京生まれ。18歳(1990年)から2年あまりを沖縄で過ごす。1999年に《部屋/形態》が「イメージフォーラム・フェスティバル1999」の一般公募部門で特選を受賞し、以後、国内外の展覧会で作品発表を重ねる。2015年に横浜美術館と沖縄県立博物館・美術館で大規模個展「石田尚志 渦まく光」を開催。現在、多摩美術大学で准教授を務める。
※《渦巻く光》2015年 《Billowing Light》(2015) ©Takashi Ishida/Courtesy of Taka Ishii Gallery