1. 博物館文化講座「琉球の刺繍について」

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博物館文化講座「琉球の刺繍について」

博物館文化講座「琉球の刺繍について」
 琉球文化圏に遺されている王国時代の神女(ノロ)関連資料のなかには、刺繍品がいくつか認められます。それらは「神衣装」とも称されて、特別な日のみに公開されたため、一般には知られてこなかったものがほとんどです。また、素材の経時劣化が著しく、現状では着用や使用には耐えられません。さらには、来歴に関する明確な記録も見当たらず、刺繍の技法や系譜の検証などもなされてきませんでした。
 今回の文化講座では、伊是名島、沖縄本島、久米島、沖永良部島に遺る刺繍品の特徴、それら琉球古刺繍に類似した国内外の刺繍に関する調査研究の成果、「琉球王国文化遺産集積・再興事業」における「伊平屋阿母加那志繍衣装」の復元作業について紹介します。


キーワード:琉球文化圏、琉球王国、神女(ノロ)、琉球古刺繍、伊平屋阿母加那志繍衣装


講師:寺田貴子 氏(活水女子大学 教授)
 昭和30(1955)年沖縄県生まれ。久辺小学校、首里中学校、首里高等学校、武庫川女子大学を卒業後、奈良女子大学大学院修士課程、長崎大学大学院博士課程を修了、博士(工学)。
 現在は活水女子大学健康生活学部生活デザイン学科教授(主に衣生活分野を担当)、学部長。高分子学会、繊維学会、日本家政学会会員。国際貝紫染め研究会副会長。沖縄県立博物館・美術館に常設展示されている「琉球神女衣装」の刺繍を担当したことを契機に、2005年からは琉球古刺繍の復元や調査研究にも取組む。

開催情報

開催日

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2020年01月18日(土)
開催時間 14:00~16:00(開場 13:30)
場所 講堂
定員 200席
対象 中学生/高校生/大学・専門学生/一般
申し込みについて 申し込み不要
参加費 無料
主催 沖縄県立博物館・美術館
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