＜内容＞
　南上原子ども組踊塾生による創作組踊「糸蒲の縁」の上演を行います。
　創作組踊「糸蒲の縁」は平成24年に子どもと大人が参画する地域興しと新たな伝統文化の創生を目的に、田芋発祥地とされる「糸蒲のテラ」（現在の南上原）を素材として首里サムレーと糸蒲美童の恋物語を描いた組踊です。人間国宝の宮城能鳳氏、脚本の東江裕吉・新垣悟両氏、比嘉侑子氏らの指導の下、子ども達が本格的な組踊を演じます。


＜あらすじ＞
　糸蒲寺に学問の修行に来ている首里役人の息子真山戸（めーまとう）は、座主が見つけた田芋を育てている美しい村娘（チラー）と出会い、恋仲になります。一方、冊封使歓待の命を受けた父親は食材探しに難渋し、真山戸を連れ戻しに来ます。二人の仲は引き裂かれそうになるが、村人が一計を案じ、食材に糸蒲の田芋を提案します。この機転により、田芋料理が冊封使をもてなす食材に適していると大喜びした父親は二人の結婚を許します。


　　　 首里の役人に田芋料理を献上する場面