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博物館学芸員講座「台湾原住民セーダッカ族の「祖霊観」「共同墓地」30年の変容から考える」
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博物館学芸員講座「台湾原住民セーダッカ族の「祖霊観」「共同墓地」30年の変容から考える」
講師:久部良 和子(歴史担当)
台湾は、人口約2300万人、沖縄最西端の島から約111㎞のところにあります。
今から88年前の1930年(昭和5)、台湾中央山脈の霧社という所で、日本人警察の圧政に耐えかねた原住民(セーダッカ族)が一斉に蜂起し「霧社事件」が起きました。この事件は、台湾と日本の間で歴史認識やとらえ方が異なり、この事件を継承する記念碑や墓誌には、その当事者とは異なる第三者の意図が刻まれ台湾の新しい「歴史(レキシ)」になりつつあります。
台湾南投縣仁愛郷互助村清流村は人口およそ500名の集落ですが、日本統治時代には「川中島」と呼ばれ「霧社事件」の子孫たちが強制移住させられた場所です。
本報告は、清流村に30年間通った体験を通して、本来焼畑狩猟民族であったセーダッカの人々が、定住化により「水田耕作」を受け入れ「共同墓地」を形成管理するようになった事により、彼らの「祖霊観」にどのような変容が起こったのかについて考えてみたい。
開催情報
開催日
このイベントは終了しました
2018年11月10日(土)
開催時間
14:00~16:00(開場13:30)
場所
講座室(博物館)
開館時間
9:00~20:00(火~木・日は18:00まで) ※入場は閉館の30分前まで
休館日
毎週月曜日
定員
80名
対象
高校生/大学・専門学生/一般
申し込みについて
申し込み不要
参加費
無料
主催
沖縄県立博物館・美術館
このページについてのお問い合わせ
沖縄県立博物館・美術館 TEL:098-941-8200
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