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1970年は大阪万博が開催された年ですが、このころから、沖縄に海洋博を誘致する構想が語られはじめます。
沖縄の「復帰」を間近に控え、復帰後の経済効果を期待し、インフラ整備を中心とする開発構想が具体化されていきました。
開発に伴う急激な自然環境の変化は懸念を呼び、金武湾の石油備蓄基地の反対運動なども同時期に重なりました。
オイルショックが起きたことで、政府は実施の再検討をしはじめますが、4ヶ月ほどの延期を経て1975年に海洋博は開幕を迎えることとなりました。
大規模な開発は風景の変容を各所にもたらしました。