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キビ畑は様々な画家が描いた風景です。
1623年、琉球王国時代の士族・儀間真常が中国に遣いを送り、砂糖の製造方法を学ばせました。その後、製糖が盛んに行なわれるようになりました。
ハワイでもサトウキビは栽培されていました。19世紀に欧米資本によるプランテーション化が進み、多くの人手を必要とするようになると、労働者として様々な国から移民を集めることになり、沖縄からも多くの人が海を渡りました。
沖縄ではサトウキビは引き続き生産されていますが、ハワイでは海外産の砂糖の台頭により衰退し、いまでは工場が閉鎖するなどしています。
同じキビ畑でも、背景を考えると違った風景に見えてきます。