今年も「国際博物館の日」(5月18日)がやってきました!
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国際博物館の日」は、博物館の役割を広く知っていただくために、 国際博物館会議(略称アイコム/ICOM)により1977年に設けられました。「国際博物館の日2025」の共通テーマは、「急激に変化するコミュニティにおける博物館の未来」です。全国の博物館・水族館等で、この日を中心にさまざまな記念事業が開催されます。当館では5月18日(日)に博物館常設展と美術館コレクション展を無料開放するほか、エントランスホールにてパネル展を開催します(5月13日~6月1日)。合わせて、WEB上でもパネル展の内容をご紹介します。
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「国際博物館の日」来ると分かるよ。博美のすごさ・楽しさ
戦後80年記念-戦争と研究者と博物館-
「国際博物館の日2025」の共通テーマは、「急激に変化するコミュニティにおける博物館の未来」です。過去から現在へと、博物館は多様な文化的アイデンティティを守り、共有する場所として活動を続けてきました。
戦後80 年の節目となる今年は、「戦争と研究者と博物館」と題して、急激な世替わりを遂げてきた沖縄で、博物館とそれを支えた研究者がどのような思いで活動をつないできたのかをたどり、博物館の未来を展望する機会にしたいと思います。
特に、1945 年の沖縄戦の最中、県立博物館の前身となった沖縄陳列館(Okinawa Exhibition)の設立に貢献した、ウィラード・A・ハンナ(1911-1993)、そして植物学者、博物学者として活躍するとともに、沖縄戦を経験し、沖縄の戦後復興と文化財保護に長く携わった多和田眞淳(たわだ しんじゅん)(1907-1990)にフォーカスをあてて、彼らの活動と思いをご紹介します。
写真1 ウィラード・A・ハンナ(1911-1993)
写真2 多和田眞淳(1907-1990)
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