博物館常設展示室 美術工芸部門展示室の展示替えを行いました
琉球王国は1879年に沖縄県となり、それと同時にだんだんと近代化を遂げていきます。
1945年には沖縄戦の激しい地上戦により多くの人やモノが失われ、その後は1972年まで「アメリカ世」と通称される米軍統治下の時代がありました。
時代の変化や戦争を経て琉球王国時代に培った文化は、その多くが形を変え、あるいは姿を失いましたが、多くの人の思いにより今も確かに受け継がれているものもあります。
今期の展示では、琉球王国時代から継承される美に焦点を当て展示を行います。
絵画
書跡
- 尚順「瞻雲就日」
- 山城正忠「出師之表」
- 謝花雲石「蘭亭」
- 鄭元偉「徳高」
漆器
- 嘉手納憑勇「朱漆鳳凰牡丹唐草箔絵大平椀」
- 金城唯紀「朱漆浜千鳥沈金六角食籠 附足付盆」
- 前田孝允「朱漆山水楼閣堆錦食籠」
染織
- 与那嶺貞「読谷山花織着物」
- 平良敏子「芭蕉総絣着物」
- 宮平初子「絹黄茶地絣着物」
- 宮平初子「首里花倉織煮綛単帯」
- 城間栄喜「黄色地桃牡丹模様紅型着物」
- 知念績弘「白地団扇檜扇葉文紗綾紅型踊衣裳」
- 玉那覇有公「芭蕉蔓草文様両面紅型衣裳」
陶器
- 金城次郎「線彫魚文大皿」
- 小橋川源慶「三彩大丁子風炉」
- 新垣栄三郎「赤絵草花文面取壺」
三線
- 三線 与那城型 銘 玉城與那 (県指定有形文化財)
- 三線 与那城型 銘苅春政