最終更新日:2020.09.06
テーマ | 重要文化財指定記念 「中山世鑑(ちゅうざんせいかん)・蔡鐸本中山世譜(さいたくぼんちゅうざんせいふ)・蔡温本中山世譜(さいおんぼんちゅうざんせいふ)」 |
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会期 | 2020年9月15日(火)~2020年11月8日(日) |
場所 | 博物館常設展示(歴史部門展示室) |
内容 | 令和2年3月19日に開催された国の文化審議会は、沖縄県立博物館・美術館所蔵であり県指定有形文化財でもある琉球王国時代に記された歴史書の『中山世鑑』6冊及び『蔡鐸本中山世譜』7冊、『蔡温本中山世譜』12冊を、国の重要文化財(書跡・典籍の部)に指定するよう申し出ました。 この機会にあわせて、沖縄が誇る貴重な新指定の文化財を県民の皆様へお披露目いたします。 『中山世鑑(ちゅうざんせいかん)』とは?『中山世鑑』は琉球王国の初めての正史です。尚質王の命を受けて1650年に羽地朝秀(向象賢)が編さんしました。和文で書かれていることが特徴です。『中山世譜(ちゅうざんせいふ)とは?』『蔡鐸本中山世譜』は、蔡鐸が1697~1701年にかけて『中山世鑑』を漢訳補訂したものです。『蔡温本中山世譜』は、蔡温がさらに中国側の記録も踏まえて1725年に再編したものです。 その後も系図座によって正史の編さんが継承され、1876年まで書き継がれました。 |