ディプロドクス

最終更新日:2008.08.16

ディプロドクス

ディプロドクス

Diplodocus longus
学名の意味:2つの梁 
竜盤類 竜脚類 ディプロドクス科 
約27m
後期ジュラ紀 
アメリカ合衆国 ユタ州

今回展示しているのは、アメリカ合衆国ユタ州から見つかった体長27mの標本です。 
北米の後期ジュラ紀の化石として多く見つかる最大級の竜脚類で、ディプロドクスという学名は、背骨の突起が二又に分かれていることに由来します。 
植物食で、体長は20~30m、推定体重は10~25t程度と他の竜脚類に比べると比較的軽く、長い首と細くて長く尖端がまるで鞭のような尾を持っているため、華奢な印象を受けます。 
口の前の部分にえんぴつのようなまっすぐな歯が生えており、植物をクシですきとるように食べていたようです。かまずに飲み込まれた葉を消化するために、筋肉質の胃の中には胃石があり、その胃石ですりつぶして消化していたと考えられています。 
2004年には、これまでセイスモサウルスと呼ばれていた恐竜も研究の結果、ディプロドクスに含まれることが判りました。
(旧学名:Seismosaurus hallorum→新学名:Diplodocushallorum

所蔵:長野古生物博物館

主任学芸員  知念 幸子

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