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博物館 常設展お祝いの席などで用いられる松・竹・梅は、おめでたい文様として親しまれてきました。
その起源は中国・宋時代にまで遡るとされ、「歳寒三友」とも呼ばれます。
「歳寒」とは厳冬、転じて逆境などの意味を持ち、「三友」とはためになる友人を意味します。つまり、厳しい冬の寒さにも負けず青々とした姿でいつづける松・竹、可憐な花を咲かせる梅は、逆境でも力強くある人の理想の姿を表しているとも言われます。
冬から春に季節が移ろう今日この頃、新たな始まりのめでたさと理想の姿をもとめ、「松竹梅」を中心とした吉祥文様をテーマに展示を行います。
1.孫億筆「絹本着色 松鶴図」
2.殷元良筆「紙本墨色 竹の図」(県指定有形文化財)
3.佐渡山安健筆「紙本着色 花鳥図」
4.義村朝義筆「紙本着色 松竹梅図」
1.梁文弼筆 行草書軸「梅帯雪柳含煙」
2.玉川朝達筆 行草書送孔徴士軸
3.浦添朝憙筆 和歌「山家松」
4.宜湾朝保筆 和歌「梅告春迎」
1.朱漆松竹梅鶴亀文湯庫
2.朱漆松鶴長春図沈金盆
3.黒漆松竹梅堆錦椀
1.赤絵枝梅竹文碗(県指定有形文化財)
2.線彫梅文からから
3.線彫松竹梅文筒形花生
4.線彫二彩松竹梅文瓶
5.紫泥梅文花瓶
1.白地雲霞に鶴松竹梅模様衣裳
2.染分地遠山に松竹梅模様衣裳
3.浅地霞に松竹梅東屋模様子ども着
4.絹木綿紺地手縞袷衣裳
5.木綿浅地松竹梅模様ティサジ
6.朱地絞り染ティサジ
7.下地恵康作 苧麻紺地宮古上布着物
2000年に国指定重要無形文化財「琉球古典音楽」(芸能)と「芭蕉布」(工芸技術)に指定、保持者に認定された3人の「人間国宝」の関連資料を紹介します。
1.平良敏子作 芭蕉白地総絣着物
1.三線 盛嶋開鐘 附胴(県指定有形文化財)
2.三線 与那城型 銘玉城與那(県指定有形文化財)
3.三線 盛嶋開鐘 附胴(模造復元品)
4.映像(6分間)「三線 人間国宝照喜名朝一氏による盛嶋開鐘附胴(模造復元品)の演奏(2019年10月30日収録、当館屋外展示場の民家にて)」
場所 | 常設展示室 |
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主催 | 沖縄県立博物館・美術館 |