1. ジミー大西 画業30年記念作品展 「POP OUT」

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ジミー大西 画業30年記念作品展 「POP OUT」

2023年04月28日(金) ~ 2023年06月04日(日)

ジミー大西 画業30年記念作品展 「POP OUT」

ジミー大西の画業30年を振り返る

 

インタビュー記事はこちら 

独自の天然キャラクターから繰り出される衝撃的な笑いを武器に活躍するお笑い芸人・ジミー大西。

1992年にTV番組の企画をきっかけに本格的に描き始めたジミーは、著名芸術家や専門家からも高い評価を得て、画家としての活動をスタートさせました。

自身の作品の可能性を追い求め、憧れの芸術家・ピカソが生まれた国スペインへ移住。その後、世界中を放浪しながらその土地から様々な影響を受け、多彩な作品が誕生しました。

帰国してからも絵を描き続けていたジミーは、2015年に突如、絵を描くことをやめてしまいます。

しかし、人生の師と仰ぐ明石家さんまから「コロナで仕事のない人が大勢いる。絵でもお笑いでも人を楽しませるのに、お金なんか関係ない。」という言葉を受け、2020年、本格的に創作活動を再開しました。

本展では、未発表の新作シリーズに加えて、初期の頃から海外移住の頃の作品までを網羅し、ジミー大西の画業30年を振り返ります。

新しいアート表現としてパフォーマンスアートにもチャレンジし、その製作過程の映像と完成作品を展示するなど、唯一無二の表現者として、これからのジミー大西の可能性を考える展覧会です。

「四角い枠を気にせず、キャンバスからハミ出しちゃえばいい」ジミーが画家となるきっかけをくれた芸術家・岡本太郎氏からもらった言葉を今も大事にその先の表現へ『飛び出す』、新しいステージのジミー大西にご期待ください。

■プロモーションムービー

■TVCM

展覧会のチラシはこちらからダウンロードできます

独創的な発想と豊かな色彩で様々な作品を生み出してきたジミー大西さん。画業30年の節目を迎え、開催する本個展への思いを聞いた。

―画業30年を振り返って。
 刺激的な30年間だった。世界20か国以上を旅して400作近くの作品を創作してきた。岡本太郎先生からもらった「キャンバスをはみ出せ」の解釈も年々変わっている。始めは四角い枠にとらわれず「キャンバスから」はみ出す、次に「ストーリーを描くように」はみ出す、「前に飛び出すように」はみ出すというステージを経て、今は「人生ごと」はみ出していきたいと思っている。
―2015年からの休筆、再開のきっかけは。
 焼鳥屋で時給1200円というポスターをみて、自分の絵の時給を計算したら380円ほどしかなく、絵を辞めてしまった。明石家さんまさんから「絵もお笑いも人を喜ばせる仕事に、お金は関係ない。一人でもファンがいる限り続けるべき。」という言葉を受け、また絵を描き始めました。
―休筆期間を経て作風に変化は
時間かけても良いという考えから、使う筆が細くなった。今までは少し太い筆だったが今使っているのはつまようじくらいの細さ。時間がかかる分、人生を込めて描いています。
―カラフルな作品が多い印象。意識していることは。
実は、自分の技術不足を色をたくさん使うことでごまかしている部分もある。本当はもっとシンプルな作品も書いてみたいけど勇気がない(笑)でも見てくれた方が元気になってくれたらうれしいとは思う。


《空からの恵み》
 2023 アクリル・糸・キャンバス

―ご自身を色で表すと
 沖縄の海の様な「マリンブルー」。未熟者を青いと表現するように、休筆期間を経て、再開した今だからこそ初心に戻って絵と向き合っていきたい。
―全国8カ所を回って今の心境は
 今回は、ジミーの部屋やサイン会などお客さんと直接触れ合える機会が多く、たくさんのエネルギーをもらっている。SNSにメッセージをくれる方もいて、ジミー大西という存在を知ってくれている人がこんなにいてくれてありがたい。
―沖縄をテーマにした新作もある
 「空からの恵み」というタイトルで、約3か月かけて太陽の下で咲くハイビスカスや生き生きと泳ぐ魚などを描いた。毛糸をキャンバスに縫い付ける新しい技法も取り入れている。沖縄をテーマにした作品は2作目。世界各地をテーマに絵を描いてきたが、同じ地で2作描いたのは沖縄だけ。それだけ沖縄には思い入れがあります。

―沖縄の皆さんにメッセージを
 沖縄は全国で唯一、美術館で展示する。百貨店とはまた違う美術館ならではの雰囲気をゆっくりと楽しんでほしい。ジミーの部屋にも長く滞在する予定なので合いに来てください。

沖縄タイムス4月27日(木)付紙面より

1993~1995[画家デビュー~初期作品]


《ジャングルの眼》
 1994 水彩・紙

1992年にTV番組の企画に出品した絵が岡本太郎氏の目に留まり、岡本氏からいただいた手紙に書かれていた「キャンバスから、はみ出しなさい」というメッセージをきっかけに画家になることを決意しました。

絵を描き始めた初期の頃の、自由で大胆な作品を紹介します。

 1996~1999[芸能活動を休業~スペイン移住期]


《シンガポール》
 1998 油彩・キャンバス

 芸能活動を休業し、ピカソの生誕地であるスペインへ移住したジミー。その後、インドやブラジル、中国といった国々にも訪れ、それらの土地から影響を受けて作品を制作していきました。

 2000~2007[多様な創作活動の展開期]


《ワニくん》
 2001 アクリル・鉄・石粉粘土

新たな刺激を求め、ニューヨークへ渡り、岡本太郎の《太陽の塔》や、アントニ・ガウディの作品を見たのをきっかけに、オブジェ作品を作り始めるようになります。

2008~2015[世界中を放浪~マルタ島移住期]


《ファッション》
 2012 アクリル・合成樹脂・木板

 マルタ島に移り住み、そこを拠点に世界各地を放浪しながら創作活動を開始しました。独創的なモチーフに複雑な画面構成、鮮やかな色彩など、作品に円熟味を増していきます。

そのような中、自身の絵が完成するまでの時給を換算したところ380円だったことから、こんな割に合わない仕事は辞めようと思い、2015年に休筆しました。

 2020~2022[創作活動の再開~現在まで]


《THE 銀座》
 2022 アクリル・キャンバス

約5年間、絵から完全に離れていたジミーでしたが、明石家さんま氏の言葉をきっかけに、創作活動を再開しました。

画業再開後は、平面の中に立体感を出すような技法にを用いたり、これまでに無かった新しい表現にも意欲的に取り組んでいます。

プロフィール

ジミー大西
本名、大西秀明。1964年大阪生まれ。82年、吉本興業に入社。芸人として天然ボケのキャラクターで注目を集める。92年、TV番組の企画で絵画を発表し、著名芸術家や専門家からも評価を得て、93年に初の個展を開催。96年に芸能界を引退し、本格的に画家としての活動を始める。作品展の開催、絵本・画集を発表するなど国内外で活躍するも2015年に休筆。明石家さんま氏の助言により2020年に創作活動を再開する。

【終了しました】 追加開催   サイン会

日 時:6月4日(日) 12:00~13:30
場 所:沖縄県立博物館・美術館 エントランスホール
定 員:先着200名

【終了しました】 追加開催   サイン会

日 時:5月26日(金)、27日(土)、28日(日) 各日13:30~15:00
場 所:沖縄県立博物館・美術館 エントランスホール
定 員:各日先着200名

【終了しました】 追加開催  サイン会 

日 時:5月3日(水)、4日(木)、5日(金)、6日(土) 各日13:30~15:00
場 所:沖縄県立博物館・美術館 エントランスホール
定 員:各日先着100名

【終了しました】サイン会 

日 時:4月28日(金)、29日(土) 各日13:30~15:00
場 所:沖縄県立博物館・美術館 エントランスホール
定 員:各日先着200名

【終了しました】プレ展示会

「島ぜんぶでおーきな祭」の企画の一つとして、ジミー大西 画業30年記念作品展「POP OUT」プレエキシビジョンが開催されます(主催:沖縄国際映画祭実行委員会)。
当館での展示に先立ち、ジミー大西の原画作品18点を見ることができます。

日 時:4月11日(火)~16日(日) 10:00~18:00
場 所:タイムスビル 1階エントランス(那覇市久茂地2-2-2)

詳しくはこちら

ジミー大西 jimmyonishi popout

展覧会情報

会期 2023年04月28日(金) ~ 2023年06月04日(日)
場所 企画ギャラリー1,企画ギャラリー2
観覧料 |一般|1,000円(800円)
|大学・高校生|800円(640円)
|中学・小学生|500円(400円)
※(  )内は前売り料金および20名以上の団体料金
※未就学児無料
※障がい者手帳をお持ちの方、および介助者の方1名は当日料金の半額

【プレイガイド】
沖縄県立博物館・美術館 発券窓口、ファミリーマート(イープラス)、ローソンチケット(Lコード83638)、セブン-イレブン(セブンチケット)
※ 前売券販売は4月27日(木)で終了しました
開館時間 9:00~18:00(6/3(土)・6/4(日)のみ20:00まで) ※入場は閉館の30分前まで
休館日 毎週月曜日
主催 一般財団法人 沖縄美ら島財団 、沖縄タイムス社
企画制作 吉本興業
協賛 琉球銀行、リウコム、ざまみダンボール
後援 沖縄県教育委員会、那覇市教育委員会、浦添市教育委員会、琉球放送、沖縄テレビ放送、琉球朝日放送、沖縄ケーブルネットワーク、ラジオ沖縄、エフエム沖縄、エフエム那覇、那覇新都心通り会
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