企画展「発掘された日本列島2008」
文化庁が毎年企画する巡回展である。全国で実施されている発掘調査や文化庁が所管する世界文化遺産等に関
する事業をテーマとして設定し、埋蔵文化財のみならず史跡や文化的景観に関しても広くその意義と重要性を知
ってもらう。
【開催形式】
主催:文化庁/東京都江戸東京博物館/兵庫県立考古博物館/千菓県立中央博物館/沖縄県立博物館・美術館
協力:全国公立埋蔵文化財センター連絡協議会/全国埋蔵文化財法人連絡協議会/朝日新聞社/朝日新聞出版/財団法人元興寺文化財研究所
【展示内容】
出土品、複製品、模型、模造品など約800点を展示した。
第1章 全国発掘速報展
旧石器時代:太郎水野2遣跡(山形)
縄文時代:清武上猪ノ原遺跡(宮崎)、大清水上遺跡(岩手)
弥生時代:寺福童遣跡(福岡)、桜馬場遺跡(佐賀)
古墳時代:広田遺跡(鹿児島)、塩田北山東古墳(兵庫)、太子塚古墳(群馬)
古 代:城久遣跡群(鹿児島)、土盛マツノト遺跡(鹿児島)
中 世:塩津港遺跡(滋賀)
近 世:本能寺跡(京都)、宇治川太閣堤跡(京都)、大坂城跡(大阪)
第2章 特別史跡「高松塚古墳」(奈良)
第3章 世界文化遺産「石見銀山とその文化的景観」(島根)
企画展「沖縄考古学ニュース」
沖縄県内における最近の考古学的な成呆と、文化財保護行政の現状を紹介し、文化財に対する意識を高めてもらう。また同時開催する巡回展『発掘された日本列島2 0 0 8』の地域展としての位置づけも兼ねる。
【開催形式】
主催:沖縄県立博物館・美術館
【展示内容】
出士品、複製品、模型など約450点を展示した。
第1章 発掘調査の成果
縄文時代:伊礼原遺跡(北谷町)、大堂原遣跡(名護市)、武芸洞(南城市)、
摩文仁ハンタ原遺跡(糸満市)、
弥生~平安並行時代:浜屋原貝塚(読谷村)、津堅貝塚(うるま市)、アンチの上貝塚(本部町)
グスク時代:後兼久原遺跡(北谷町)、浦添ようどれ(浦添市)、渡地村跡(那覇市)、
崎山御嶽遺跡(那覇市)、
近世・現代:喜納古窯跡(読谷村)、神応寺跡(那覇市)、大袋原の猪垣(恩納村)
宮古・八重山:アラフ遺跡(宮古島市)
第2章 文化財の保存・活用
修復された考古資料:首里城跡京の内地区出土の陶磁器(那覇市)、斎場御嶽の出土品(南城市)
国から指定された史跡:下田原城跡(竹富町)、銘苅墓跡群(那副市)、山田城跡(恩納村)
国頭方西海道(恩納村)、先島諸島火番盛(宮古島市、多良間村、石垣市、竹富町、与那国町)
第3章文化財保謹行政の現状
米軍基地内の発掘調査
発掘調査の件数・体制・方法