2008年02月28日
沖縄県立博物館・美術館企画展
「世界の現代アーティスト50人展-ガルシア・ロルカを顕彰して-」
沖縄県立博物館・美術館は、複合文化施設として2007年11月に開館し、指定管理制度を導入し、両館の運営を行っています。2008年3月15日から指定管理者による企画展として「世界の現代アーティスト50人展-ガルシア・ロルカを顕彰して-」を開催いたします。ガルシア・ロルカの生涯に共鳴したクロアチア出身のトニー・ポリテオ氏によるコレクションを国内で初めて開催します。芸術という観点から、人々が国境を越え、交流の橋をかけることをその趣旨とした世界の著名な現代アーティスト50人の版画を展示します。
期間:2008年3月15日(土)~5月11日(日)(50日間)
場所:沖縄県立博物館・美術館 企画ギャラリー1・2
観覧料
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当日券 |
団体券 |
一般(70歳以上含む) |
800円 |
640円 |
高校生・大学生 |
500円 |
400円 |
小学生・中学生 |
300円 |
240円 |
※団体は20名様以上を対象とする。
※障害者手帳をお持ちの方は、団体割引扱いとする。
主催:文化の杜共同企業体/沖縄県立博物館・美術館
協賛:株式会社琉球銀行
後援:スペイン大使館、クロアチア共和国大使館、財団法人日本スペイン協会
コレクター略歴及びコレクション開催経緯
トニー・ポリテオ氏は、クロアチア人で、彼の家系はルネッサンス時代のクロアチアの詩人ピーター・へクトロヴィック(Petar Hektorovic)につながっています。幼少のころから文学に親しみ文学への情熱は大きく膨らんでいきました。後にその情熱は彼の生涯の仕事となる美術に傾倒することになり、文学と美術は彼にとって切り離せないものとなりました。父が美術に関心があり、文化省のディレクターであったことともあり、ザグレブの美術学校で学んだ後、1977年にユーゴスラビアで初めてのプライベートのギャラリーを開き、国内外で精力的に展示会を開催し、東京の国際美術見本市やパリのFIAC(国際美術見本市)で展示会をするなど、積極的に美術家たちと交流しヨーロッパ美術界に入っていきました。1977年12月、マドリッドの町をスペインの代表的作家ルイ・カルンチョ(Luis Caruncho)と歩きながらスペイン文学の対話をしていた時、ガルシア・ロルカの話になり、彼の生誕100年記念(1998年)のために、世界の代表的なアーティストに版画を作ってもらうこととなりました。