■ 第一部「切手から眺める世界」
切手はその美しさから「紙の宝石」と呼ばれ、また、遠く海外にも送られることから「小さな外交官」とも呼ばれます。普段何気なく見ている切手も、並べて、よく観察して、よく考えると、その国の風土や国民性・文化性など実に色々なものが見えてきます。
今回の講演では、各国そして日本の切手から見えてくる風景をご紹介します。
講師 切手デザイナー 玉木 明 氏(日本郵便株式会社 本社)
1968年、三重県生まれ。1991年郵政省(当時)に技芸官として入省。以降、160件・1,000種類以上の切手のデザインを手掛ける。代表作は「切手趣味週間」(2004、2012年~)、「国際文通週間」(1999~2009年、2013年~)、「東日本大震災寄付金付切手」(2011年)、「野菜とくだものシリーズ」(2013~2016年)、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」(寄付金付(2019年)等。
■ 第二部「ラン切手の世界」
ランはその華やかなイメージから、多くの国で切手の題材に取り上げられています。ただし、ランが切手の画面に現れ始めた20世紀前半には、ランには特別な意味が込められていました。現在でも、ランの切手には発行元の土地柄が反映されています。
今回の講演では、華やかさの影に隠れがちな、ラン切手の奥深い世界を解き明かします。
講師 米倉 浩司(一般財団法人 沖縄美ら島財団)
1970年、長崎県生まれ。東北大学大学院博士課程修了、博士(理学)。東北大学植物園助手(後に助教)を経て、2019年より(一財)沖縄美ら島財団総合研究センター研究員。東アジアの花が咲く植物全般の多様性を広く研究し、最近では西表島の植物誌を作り上げるための現地調査を行っている。研究成果の1つとして、日本とその周辺で見られる日本語名(和名)のある植物の学名対応データベース「YList」を、琉球大学熱帯生物圏研究センターの梶田忠教授と共同で公開している。