明治以降の南進論の拡大、その成果としての国際連盟承認の「南洋群島」委任統治、また時の軍事・政治状況に比例した船舶航路の整備などを背景に、南方への憧れやゴーギャンの影響などによって50人以上の日本人美術家が「南洋群島」を訪れた。歴史を踏まえつつ、第二次世界大戦終了まで「南洋群島」と呼ばれたミクロネシアの島々に、何時、如何なる美術家が訪れ、どのような作品を制作し、どうように受け止められたかを再確認する。
講師:滝沢恭司(町田市立国際版画美術館担当課長・学芸係長)
1962年長野県生まれ。
1987年町田市立国際版画美術館学芸員。
現在、同美術館担当課長・学芸係長、女子美術大学及び放送大学非常勤講師。
主なる企画展覧会:「ブブノワ1886-1983展」(1995)、「極東ロシアのモダニズム1918-1928展」(2002)、「美術家たちの「南洋群島」展」(2008)、「浮世絵モダーン展」(2018)
著書:共著『大正期新興美術資料集成』(国書刊行会・2006)、共著『村山知義 劇的尖端』(森話社・2012)、共著『日本美術全集 第17巻 前衛とモダン』(小学館・2014)ほか
※チラシ掲載の時間に誤りがありました。ご迷惑をお掛けし申し訳ありません。正しくは14:00~16:30(開場13:30)となります。
正:14:00~16:30(開場13:30)
誤:14:00~15:30(開場13:30)