戦前から新聞・雑誌の挿絵や表紙絵を描き、戦後は主に新聞連載小説を舞台に沖縄挿絵界の第一人者として活躍した金城安太郎（1911-1999）。その活動は幅広く、沖縄では数少ない日本画家として人気を博したほか、彫刻や芝居の舞台美術、旗頭製作も手掛ける多彩な才能をみせました。2009年に開催した「豊潤の美を求めて－金城安太郎と高畠華宵－」を企画した講師が、安太郎の幅広い画業とその作品の魅力を解説します。

講師：金城美奈子氏（一般財団法人 沖縄美ら島財団　学芸員）

　
　　　　　　　　《琉球の春》　1990年


　　　　　　　　　　　　　　《闘鶏》　1984年