講師：石原与四郎 氏（福岡大学理学部助教）
　皆さんは「洞窟」と聞いてどのようなイメージを抱くでしょうか。洞窟は未知なるものに興味を抱く人々によって古くから探検の対象となってきましたが、現在でも人類未踏の場所が数多く残されています。また、人々との関わり方は様々で、地域によっては信仰の対象であったり観光資源や居住場所など、より積極的な活用がなされていたりもします。最近では、洞窟内部に形成される鍾乳石が地球上の環境記録を長期間かつ高精度に残しているということが学術的に注目を浴びています。そしてここ琉球列島では洞窟遺跡としての重要性が増しつつあります。 講演では、探検や学術研究など、洞窟の様々な魅力について紹介します。
 
キーワード：洞窟、探検、鍾乳石、古環境、洞窟遺跡