ミルクとサーカ(共通語)

概要

今のタイという国は元はシャムと言っていた。私等(うちら)の考えではミルクはそのシャムの国の王様でなかったか思うよ。釈迦はインドなんだよ。昔は名護湾でイルカ取るのも酋長の力と言われていたように、世の豊作や凶作はその島の酋長のせいだと言われていたわけさ。それで、昔、釈迦とミルクが二人で一緒に座って話しておったと。「誰が勝か負けるかわからない。神様が誰に花の簪(かんざし)を持ってきてあげるか。やる時は一緒に寝ておって競争をしよう。」という話し合いをしたらしい。一緒に寝ておった時に、釈迦は寝ないでもう緊張しているわけさあな。ミルクはゆっくり何気なしに眠っていらっしゃる。釈迦は寝ないで起きておったら、花はその簪はミルクの頭にさされておったから釈迦は黙って自分の頭に差して、「簪(かんざし)は自分の髪にある。」とミルクを起こすわけさ。それで、天下は釈迦のものになったと。だからミルクの時代であれば、お米から芋から作物は豊作であったんだけど、釈迦が勝ち取ってこういう不作なんかあたるっていう話があるわけよ。ある年、沖縄の人が漂流して南部に行ったら向こうはもう豊作であるわけさ。向こうはこっちと比べると年に四回お米が取れる所だからよ、年収穫は多いですよ。また、向こうでは川なんか魚いっぱい採れるよ。土地も肥えているわけさ。だから、ミルクの神をもらって来ておる。

再生時間:6:54

民話詳細DATA

レコード番号 47O341953
CD番号 47O34C142
決定題名 ミルクとサーカ(共通語)
話者がつけた題名
話者名 西銘行雄
話者名かな にしめゆきお
生年月日 19160623
性別
出身地 沖縄県八重山郡与那国町祖納
記録日 19970910
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 与那国町祖納 T15 A06
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 13,30
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード タイ,ミルク,王様,釈迦,インド,神様,花の簪,競争,天下,豊作,不作
梗概(こうがい) 今のタイという国は元はシャムと言っていた。私等(うちら)の考えではミルクはそのシャムの国の王様でなかったか思うよ。釈迦はインドなんだよ。昔は名護湾でイルカ取るのも酋長の力と言われていたように、世の豊作や凶作はその島の酋長のせいだと言われていたわけさ。それで、昔、釈迦とミルクが二人で一緒に座って話しておったと。「誰が勝か負けるかわからない。神様が誰に花の簪(かんざし)を持ってきてあげるか。やる時は一緒に寝ておって競争をしよう。」という話し合いをしたらしい。一緒に寝ておった時に、釈迦は寝ないでもう緊張しているわけさあな。ミルクはゆっくり何気なしに眠っていらっしゃる。釈迦は寝ないで起きておったら、花はその簪はミルクの頭にさされておったから釈迦は黙って自分の頭に差して、「簪(かんざし)は自分の髪にある。」とミルクを起こすわけさ。それで、天下は釈迦のものになったと。だからミルクの時代であれば、お米から芋から作物は豊作であったんだけど、釈迦が勝ち取ってこういう不作なんかあたるっていう話があるわけよ。ある年、沖縄の人が漂流して南部に行ったら向こうはもう豊作であるわけさ。向こうはこっちと比べると年に四回お米が取れる所だからよ、年収穫は多いですよ。また、向こうでは川なんか魚いっぱい採れるよ。土地も肥えているわけさ。だから、ミルクの神をもらって来ておる。
全体の記録時間数 7:00
物語の時間数 6:54
言語識別 共通語
音源の質 ◯(雑音あり)
テープ番号
予備項目1

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