首なし墓(共通語)

概要

話者の家の畑の前に石積みの墓があって、そこは首なし墓と呼ばれていた。与那原(ドナンバラ)家の祖先は福州の人だった。久部良岳にミツフル石という石があったが、この石が見えなくなるまで真っ直ぐ進むと福州に着いたという。ある時、福州からの漂流船が与那国の浜に着いた。この船には与那原家のゆかりの者が乗っていた。祖先がいる与那国の地を踏みたかったのだが、浜には番人がいて「上陸したら罰を与える」と言うので島には入れなかった。しかし息子のほうがせっかく与那国に来たのだから、先祖の墓を拝んでいきたいと言って番人の目を盗んで島に入ったのだが見つかって捕らえられてしまった。そして斬首されることになった。親は「忍びないので、是非自分に息子の首を切らせてくれ、そして首はどうか持ち帰らせてくれ」と頼んで、自ら息子の首をはね、首を中国に持ち帰った。そこでこの墓には首がない死体が葬られた。首なし墓をミンブルミの墓という。この息子の首をはねようとした役人が用事で福州に行ったとき素性を名乗ったとたん殺されたという。

再生時間:6:30

民話詳細DATA

レコード番号 47O341731
CD番号 47O34C131
決定題名 首なし墓(共通語)
話者がつけた題名
話者名 池間苗
話者名かな いけまなえ
生年月日 19191217
性別
出身地 沖縄県八重山郡与那国町祖納
記録日 19960918
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 与那国町祖納 T06 A04
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 20
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 首なし墓と,与那原家,ドナンバラ,祖先,福州,久部良岳,ミツフル石,漂流船,与那国,番人,斬首,首,ミンブルミの墓
梗概(こうがい) 話者の家の畑の前に石積みの墓があって、そこは首なし墓と呼ばれていた。与那原(ドナンバラ)家の祖先は福州の人だった。久部良岳にミツフル石という石があったが、この石が見えなくなるまで真っ直ぐ進むと福州に着いたという。ある時、福州からの漂流船が与那国の浜に着いた。この船には与那原家のゆかりの者が乗っていた。祖先がいる与那国の地を踏みたかったのだが、浜には番人がいて「上陸したら罰を与える」と言うので島には入れなかった。しかし息子のほうがせっかく与那国に来たのだから、先祖の墓を拝んでいきたいと言って番人の目を盗んで島に入ったのだが見つかって捕らえられてしまった。そして斬首されることになった。親は「忍びないので、是非自分に息子の首を切らせてくれ、そして首はどうか持ち帰らせてくれ」と頼んで、自ら息子の首をはね、首を中国に持ち帰った。そこでこの墓には首がない死体が葬られた。首なし墓をミンブルミの墓という。この息子の首をはねようとした役人が用事で福州に行ったとき素性を名乗ったとたん殺されたという。
全体の記録時間数 6:38
物語の時間数 6:30
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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