チーグ王(共通語)

概要

実は、こちら祖先の方は王様の先妻の子を育てる守役ですね。その子がものを言わなかったらしいがね、後妻の子は健在であるわけさね。それで、今の御主(うしゅう)が亡くなられて、跡継ぎの御即位式の問題で、後妻の方の子を育てた守役は、「上の先妻の子は、唖だからあれではできない。もう自分たちが育てた後妻の子が当然跡継ぎになる。」と跡継ぎとしてその御即位式の準備をしておったらしい。そのときに、この先妻の守役の大新城親方(うふあらぐすくうぇーかた)は、「これは健在であれば当然跡継ぎになって、王になれるのにやむを得ない。」と泣いたらしいよね。そのときなって、ものを言わないでおったその息子から、「なぜ泣いていいらっしゃるか。」という言葉が出たらしい。だから、大新城親方(うふあらぐすくうぇーかた)は、今度、この子を連れて、「皆さんどきなさい。」と言って、仏壇を前に昔の侍の刀を立て今日の喜びを歌ったのが、かぎやて風というような歌で、「今日(き ゆ)ぬ誇(ふく)らしゃや。」といわれているんだよ。

再生時間:3:38

民話詳細DATA

レコード番号 47O341676
CD番号 47O34C127
決定題名 チーグ王(共通語)
話者がつけた題名
話者名 西銘行雄
話者名かな にしめゆきお
生年月日 19160623
性別
出身地 沖縄県八重山郡与那国町祖納
記録日 19960918
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 与那国町祖納 T04 A02
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 20
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 祖先,王様,守役,御主,唖,跡継ぎ,大新城親方,仏壇,侍,刀,かぎやて風,今日ぬ誇らしゃや
梗概(こうがい) 実は、こちら祖先の方は王様の先妻の子を育てる守役ですね。その子がものを言わなかったらしいがね、後妻の子は健在であるわけさね。それで、今の御主(うしゅう)が亡くなられて、跡継ぎの御即位式の問題で、後妻の方の子を育てた守役は、「上の先妻の子は、唖だからあれではできない。もう自分たちが育てた後妻の子が当然跡継ぎになる。」と跡継ぎとしてその御即位式の準備をしておったらしい。そのときに、この先妻の守役の大新城親方(うふあらぐすくうぇーかた)は、「これは健在であれば当然跡継ぎになって、王になれるのにやむを得ない。」と泣いたらしいよね。そのときなって、ものを言わないでおったその息子から、「なぜ泣いていいらっしゃるか。」という言葉が出たらしい。だから、大新城親方(うふあらぐすくうぇーかた)は、今度、この子を連れて、「皆さんどきなさい。」と言って、仏壇を前に昔の侍の刀を立て今日の喜びを歌ったのが、かぎやて風というような歌で、「今日(き ゆ)ぬ誇(ふく)らしゃや。」といわれているんだよ。
全体の記録時間数 3:28
物語の時間数 3:38
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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